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テレ朝・斎藤ちはるアナ 表参道で焼き肉デート!相手は「相当稼いでいそうなイケメン」ってだれ?――ほか8編

   テレビ朝日系の『羽鳥慎一モーニングショー』が好調なのは、斎藤ちはるアナ(24)に負うところ大だと、私は思っている。中学3年の時に受けた『乃木坂46』のオーディションに合格して活躍し、2019年4月1日のテレ朝入社当日から『羽鳥』のアシスタントに抜擢された逸材である。

   その彼女が3月中旬(2021年)の昼頃、東京・表参道にある焼肉店「K」に入っていったと、フライデーが報じている。出てくるところを待ち受けると、店内で合流したのだろう、<「上下ともブラウンで統一。いかにも仕立てのよさそうな服を着ていて、相当稼いでいそうでした」(居合わせた客)>というイケメンと出てきて、2人して最寄り駅に向かったというのである。

   2人は「タメ口」で話していたというから、親しい仲なのであろう。昼間っから焼肉というのは、どこのどいつか気になるが、フライデーはまだ掴んでいないようだ。続報が待たれる。

   フライデーの今週号は特大号ではあるが定価は520円。高すぎると思うな。

   マリエ(33)というタレントが、有名お笑い芸人に「枕営業を強要された」と、インスタグラムのライブ配信で告発したことが話題である。芸能界には枕営業が横行しているとはよく聞くが、本人がしゃべることはほとんどないから、命がけの告発かと、週刊誌が殺到したようである。

   ただ、話が古い。15年前、彼女がまだ18歳だった当時、『クイズ!ヘキサゴン』に出ていた島田紳助から「やらせろ」と迫られ、その場にいた出川哲朗も勧めたというのだ。伸助ならやりかねないとは思うが、当然ながら紳助も出川も否定している。

   FLASHも、なぜ今なのか、彼女は酔っていたのでは、一緒にいた男に乗せられたのではと、マリエの真意を掴みかねているようだ。だが、彼女は国際女性デーの表彰式にも出ているし、環境省のアンバサダーも務めていて、しっかりした女性のようだ。週刊文春の直撃にマリエは告白した動機を、「次の世代、彼らが生きる世界をもっとリベラルに残してあげたい」と語っている。さらなる展開があるようなのだが。

「マスク会食」「見回り隊」では止まらない大阪の新型コロナ!元凶は思い付き連発の吉村知事

   大阪府の医療政策のトップで、新型コロナウイルス対策の指揮をとる藤井睦子・健康医療部長が、4月15日の朝日新聞のインタビューで、大阪の新型コロナの感染状況について「災害レベルの緊急事態」との認識を示したという。思えば、1年ほど前は、コロナ対策では大阪を見習えといわれたのに、なぜこうなってしまったのか。

   週刊ポストによれば、第3波の感染拡大が一時的に収まった2月、吉村知事は予定を1週間前倒しして、国に緊急事態宣言解除を要請したが、3月中旬以降、新規感染者が急増すると、あわてて国に「まん延防止等重点措置」の適用を要請した。吉村知事は「マスク会食」や飲食店をチェックする「見回り隊」などの対策を打ち出しはしたが、歯止めはかかっていない。全国初のコロナ専門病院になった大阪市立十三市民病院で、昨年まで勤務していた元看護師がこういっている。

   「昨年、90床のコロナ専門病床を設けましたが、看護師の負担が重すぎて実際に受け入れたのは70床だけ。あまりの激務に昨年末で20人以上の看護師が退職し、医師も10人以上辞めました。(中略)吉村さんのやり方は戦時中の日本軍みたいです」

   「イソジン緊急会見」や、兵庫県や和歌山県などの知事たちと調整しないまま、「不要不急の往来を自粛してほしい」とニュース番組で突然発言したことで、周辺自治体からも不信感を持たれてしまった。舛添要一元東京都知事が「ポピュリズム政治の成れの果て」と指摘している。吉村知事は大阪を救えるのだろうか。

松山英樹マスターズ勝因は「不愛想」と「嫌われる勇気」!来年はタイガー・ウッズとの優勝争い見たい

   今週最大の話題の人物はゴルフの松山英樹である。日本人として初めて「マスターズ」に優勝したのである。私も見ていたが、終わってみれば1打差という辛勝だったが、プレー中の松山にはプレッシャーは感じられなかった。まるで勝利の女神は俺に微笑むんだと確信しているかのようだった。

   ヒヤッとさせられたのは最終日の15番ホール。第2打がグリーンをオーバーして奥の池に入った。だが、松山はあわてなかった。ピンを狙わずにグリーンの右にボールを落とし、ボギーで上がった。この冷静さが、これまでの松山との違いだった。

   最終ホールの2打目をバンカーに打ち込んだが、確実にバンカーからグリーンに乗せ、2打でカップイン。優勝した瞬間、TBSのアナも中嶋常幸も涙で沈黙してしまったのに、一番冷静だったのは松山だった。タイガーのように吠えてもらいたかったが、感情を表に出さない男は、ギャラリーの前でグリーンジャケットを着た時だけ、両手を挙げて喜びを表した。

   週刊文春は「嫌われる勇気」を持った男だと評した。週刊現代は「不愛想な男の強味」と。来年、もしタイガー・ウッズが奇跡のカムバックをして、「マスターズ」で松山と優勝争いをする姿を見たいものである。

週刊現代のスクープのはずが...文春に横取りされた「小室圭母子と元婚約者の話し合い録音」専属記者が代理人なのに情けない

   小室圭の文書に対して、母親の元婚約者が週刊現代誌上でどんな反論をするのか楽しみにしていた。「独占インタビュー」をやってはいるが、週刊文春の記事を読んだ後では、やや拍子抜けの感は否めない。

   なぜ、小室母子とやり取りした録音を、週刊現代がスクープしなかったのだろう。元婚約者の代理人は週刊現代の専属記者だから、普通に考えれば週刊現代に優先権があるはずだと思うが、週刊文春にやってもらったほうが影響力が大きいと元婚約者側が考えたのだとしたら、現代も舐められたものである。

   彼は、婚約解消を告げた時、小室圭が録音を録っていたことは知らず、文書を見て驚いたという。返済を求めた手紙を送り、小室母子がそれを拒否して以来、彼らに催促しなかったことについては、たしかにマンションのエレベーターや会議で会うことはあったが、「他のマンションの住人の方などの目があります。そこで私が『借金はどうなりましたか。いつ返してもらえるんですか』などと聞いたら、彼らは肩身が狭い思いをしてしまうと考えていたのです」と語っている。

   小室側の代理人の弁護士と話し合いをするとき、彼のほうが弁護士を付けず、週刊現代の記者にしたのは、弁護士に払う費用がなかったのだと話している。文書を公表してから、小室側が和解金を払うといい出したことについては、「非常に不可解」「私はもう400万円の返金は求めていません。(中略)受け取るつもりはありません」と断言して、「圭君には『眞子さまとご結婚される覚悟を示すには、もっと先にやることがあるのではないですか』と伝えたいです」と結んでいる。

   追い詰められているのは小室母子であることは間違いない。

さっぱり盛り上がらぬ聖火リレーに税金116億円――流れる先は電通か

   聖火リレーを行わないと表明する自治体が増えてきているが、密を避けるということから考えても、当然のことである。この聖火リレー、週刊文春によれば、全国の自治体が経費を負担し、税金が投入されているという。公表資料などを基に全国47都道府県を調べたら、その総額は約116億円にもなるという。そして、この税金は電通に流れるのである。それほどの費用をかけても聖火リレーをやらなければならないのか。私には疑問だ。

   疑問といえば、福島第一原発で生じている汚染水を海洋放出すると、政府が決定したことに、週刊誌のほとんどが"沈黙"しているのはなぜなのだろう。経済産業省は、処理で取り除けないトリチウムを含んだ水は国内外の原発でも放出されていて、周辺への影響は確認されていないといっている。だが、これまでの東電や政府のやり方を見ていると、心配ないという言葉を信用しろというほうが無理である。

   政治家や役人たちは、福島の漁業従事者たちが原発事故以来、風評被害も含めて、どれほど苦労してきたのかを考えてみたことがあるのか。それほど安全ならば、汚染水を福島ではなく東京湾に流せばいいではないか。私は東京都民だが、これ以上福島の人たちを苦しめるわけにはいかないと思っている。

   みずほ銀行のシステムトラブルで、みずほ側はトラブルの原因が日立の機器によるものだと言及し、日立側へ損害賠償請求することを示唆したそうである。日立側は、週刊現代によると、機器の故障で責任があるのは間違いないが、「しかし、あくまで4回のシステムトラブルの1回の原因になったにすぎません。これでは、世間はみずほのシステムトラブルはすべて日立のせいだと誤解するのではないでしょうか」と、現役幹部は怒りを隠さないという。昨年10月に起きた東京証券取引所のシステムトラブルでは、東証側は開発元の富士通側には損害賠償請求を行わなかったそうだ。

   事を複雑にしているのは、みずほは興銀、第一勧銀、富士銀が合併してできたが、興銀は日立のメインバンクで、現在もみずほはそれを引き継いでいるからである。そのため、みずほの中には旧興銀出身の「親・日立派」がいて、その代表が佐藤康博会長だという。そんなつながりもあり、現・経団連会長は日立の中西宏明で、副会長が佐藤である。

   それに対して、旧一勧、旧富士の出身者による反佐藤の動きがあり、その中で、日立をやり玉に挙げたのではないかと見る向きがあるようだ。企業の内紛で、その煽りを利用者が受けるというのではかなわない。将来の大手銀行再編で、真っ先に消えるのはみずほになるのだろうか。(文中敬称略)

【絶対当たらない馬券術】難解な「皐月賞」エフフォーリアを信頼しての◎に、〇はディープモンスター

   先週の桜花賞は予想は難解だったが、結果はソダシとサトノレイナスの人気馬同士の決着だった。今週の皐月賞はさらに難解だが、結果はなーんだということになるのだろうか。これまでの勝ち方がいいエフフォーリアが1番人気。前走で3着に負けたが、上り最速のダノンザキッドが2番人気になりそうだ。枠も4番枠と絶好。心配はエフフォーリアに乗る若い横山武騎手が緊張し過ぎないかだが、杞憂に終わるか。中山2000メートルはトリッキーでタフなコースだ。土曜日に雨が降るようだが、馬場が渋ればなおさら騎手の腕がものをいう。

   と、迷った挙句、連軸として一番信頼できるのはエフフォーリアで◎、逆転まであると思っているディープモンスターが○。中山の重馬場で勝ったヴィクティファルスが▲。△はヨーホーレイク、ダノンザキッド、ラーゴム、皐月賞には強いデムーロ騎乗のグラティアス、力量的にはナンバー1かもしれないレッドベルオーブまで。GOODLUCK!

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。