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阿部祐二「事件の影に男が見え隠れ」 紀州のドン・ファン事件で報告

   3年前(2018年)の5月に、「紀州のドン・ファン」を自称していた和歌山県田辺市の酒類販売会社元社長、野崎幸助さん(当時77歳)が急性覚醒剤中毒で死亡した事件で、和歌山県警はけさ28日(2021年4月)、元妻の須藤早貴容疑者(25)を殺人と覚醒剤取締法違反容疑で逮捕した。自宅でビールに大量の覚せい剤を溶かして飲ませ、殺害したと見られる。

  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』
    故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』
  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』

飼い犬の死体まで掘り起こしていたが...

   野崎氏の不審死直後から須藤容疑者の犯行が疑われ、和歌山県警は事情聴取や家宅捜索を重ね、庭に埋められた飼い犬の死体まで掘り起こして検証したが、決め手に欠け、捜査は行き詰っていた。今回、逮捕に踏み切った根拠は何なのか。宮崎哲弥(評論家)は「裁判所も逮捕状を出したということは、殺人を裏付ける新たな証拠が出たということなんでしょうね」と見る。

   犬山紙子(エッセイスト)「覚せい剤をどのように入手して、入手先はどんな相手なのかというところまで、捜査は広がるのかなと思いますね」

   事件発覚直後から取材してきたリポーターの阿部祐二は、「事件の影に男ありです」と報告した。「須藤容疑者は(事件後は)都内で住まいを転々としていて、東京・品川のマンションを張り込んでいるときも、男性が迎えに来たり、報道陣がいないか見に来たり、須藤容疑者がタクシーで立ち去るとその先で待っていたりと、男性の影は見えましたね」

   和歌山県警は須藤の認否は明らかにしていない。

(カズキ)