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「令和の神木隆之介」と呼ばせて頂く 岩田琉聖に癒される
「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)

   キャッチコピーは「愛を知らない恋愛漫画家と愛を見つけたい迷える女子が送るコミックラブストーリー」。原作は山崎紗也夏の同名コミックだ。TBSの胸キュンドラマに対抗し、フジテレビも「胸キュンドラマ始めました」というところか。

  • 「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)の公式サイトより
    「レンアイ漫画家」(フジテレビ系)の公式サイトより
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面白いのに、なんだか惜しい...

   主演は鈴木亮平。演じる役柄によって体重を自由に増減することでもおなじみの鈴木。映画「HK 変態仮面」の変態仮面、映画「俺物語」の剛田猛男から、NHK大河ドラマ「西郷どん」の主役西郷隆盛まで、その役柄は幅広く、演技派俳優と言ってもいいだろう。

   そんな鈴木が演じる主人公の苅部清一郎は、人間不信で引きこもり、顔出しNGで、「苅部まりあ」のペンネームで少女漫画『銀河天使』を連載している。ヒロイン・久遠あいこを演じるのは吉岡里帆。夢なし仕事なし彼氏なしのアラサー女子。つきあう男はダメ男ばかりの自称「ダメ男ホイホイ」で、初恋の人だった苅部の弟・純の葬儀で苅部清一郎と出会う。ネタに行き詰まっていた苅部は、100万円という高額報酬をエサに疑似恋愛のミッションを課す......というストーリー。

   ほかに、苅部の担当編集者・向後役で片岡愛之助、苅部まりあを尊敬し、その正体を知りたがっている漫画家・金條可憐役を木南晴夏、あいこの行きつけのバー店長代理二階堂役に眞栄田郷敦、そして、あいこの第1のターゲットとなったエリートサラリーマン・早瀬剛役で竜星涼と、錚々たるキャストを揃えている。

   なのに、なんだろう。なんだか惜しい。何が惜しいのか考えながら見ているというのが正直なところ。面白いのになあ。TBSが作ったらもっと違う感じになったのだろうか......。

   苅部の甥っ子・レンくん役の岩田琉聖が可愛くて健気で、彼を見ているだけで癒される。令和の神木隆之介と呼ばせて頂こう。(木曜よる10時~)

(大熊猫)