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夏目三久「感染が減っていく気配が一向にありません」

   新型コロナウイルスの感染が全国に拡大している。政府はきのう13日(2021年5月)、まん延防止措置を新たに群馬、石川、岡山、広島、熊本の5県にも16日から適用する方針を固めた。これで合わせて13道県となるが、「適用されていない地方都市にも感染が広がっています」と司会の夏目三久が心配そうに伝えた。

   けさ14日付の読売新聞は「コロナ急拡大 12道県で前週の1.5倍」として、鳥取で2.33倍、佐賀2.24倍、山口1.72倍などと、まん延防止措置対象外の地方都市で患者の急増を報じた。

   一方、まん延防止措置が適用されている北海道は、鈴木直道知事が「緊急事態措置を札幌に限定して出して」と政府に求めたが、菅義偉首相は「まん延防止措置を適用されたばかり」として応じなかった。地方の意向尊重を普段は強調するが、それもご都合によりけりというわけか。形と対面にこだわって、柔軟性がなく認識が甘すぎるといわれかねない対応だ。

   夏目「感染が減っていく気配が一向にありません。全国で過去最多だった1月を上回りそうな勢いです」

   東京歯科大の寺嶋毅教授は「現状の対策だと、6月には1万3000人を超え、今から倍増の可能性もある。このままだと、東京などに出されている緊急事態宣言の再々延長もあり得る」と指摘する。政府の対策は、今回も後手に回っていないか。なにをもたついているんだ?

(あっちゃん)