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夏目三久「家計への負担がまたジワリと...」 マヨネーズ値上げ、他には?

   「家計への負担がまたジワリと重くなりそうです。マヨネーズに小麦粉、どちらも食卓には欠かせないものですが、明日、7月1日(2021年)からマヨネーズは最大で10%、小麦粉は最大で4%値上げされます。街のスーパーには、値上げを前に駆け込みで購入する人も見られました」と司会の夏目三久が伝えた。

   マヨネーズと小麦粉と言えば...のお好み焼き店は頭を悩ます。東京・新宿にある「鉄板焼き・お好み焼き 莢本店」の井上雄介店長は「仕入れ価格が上がると大変になってくる。小麦粉は5キロくらい使う日もあるので」。

  • 値上げの影響が…
    値上げの影響が…
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「ほとんどの食品が値上げすると言って過言ではない」との指摘も

   また、東京・墨田区の食品店「スーパー おっ母さん」立花店の鈴木透店長は「マヨネーズは今138円で特売をしていますが、7月にはもしかしたら158円とか168円の特売になってしまう」と、在庫がなくなった商品から値上げをする見込みであることを明かした。

   「スーパー おっ母さん」では食用油の値上げ準備も進んでいる。食用油の大手各社は今年に入りすでに2度の値上げをしているが、原材料の高騰などを理由に8月には1キロあたり50円の3度目の値上げを予定しているからだ。

   これには、弁当店からも困惑の声が。東京・港区の「からあげ弁当 タオ」ではから揚げを上げるために1日に20リットル以上の油を使用する。西村昌晃店長は「油は2回の値上げ後で価格が1.5倍くらいになってしまった。月に換算すると数万円は変わってくる。結構痛いです」と嘆く。

   相次ぐ食料品の値上げは今後、生活にさらなる影響が出ると専門家は言う。

「穀物の値段は全部上がっていますし、小麦の値段が上がれば、当然パン、麺、お菓子も上がります。ほとんどの食品が値上げすると言って過言ではないと思います。少なくとも年内くらいはさらなる値上げを覚悟したした方がいいですね」(第一生命経済研究所・主席エコノミストの永濱利廣さん)

(ピノコ)