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大谷翔平はスペイン語も駆使! 「スッキリ」も「英語で会見を」問題で大反論

   きょう14日(2021年7月)の「スッキリ」が冒頭で取り上げたのは、もちろん米メジャーリーグの大谷翔平選手(27)の活躍だ。日本人として初めて出場した13日(日本時間)のホームラン競争では1回戦で敗退し、MCの加藤浩次も「残念でしたねぇ!」と悔しそうだったが、きょうはオールスターゲームで史上初の二刀流出場を果たした。そんな大谷について、番組が焦点を当てたのは、米スポーツコメンテーターのある発言が波紋を広げているというニュースだ。

  • 大谷翔平選手
    大谷翔平選手
  • 大谷翔平選手

発言コメンテーターは謝罪したが...

   大谷は2017年のメジャーリーグ移籍時から、水原一平氏を専属通訳につけ、練習や試合、記者会見などで常に同行させている。記者会見は基本的に水原氏を介して日本語で答えている。

   これに対し、米スポーツテレビ局「ESPN」のコメンテーターであるスティーブン・A・スミス氏が「最も注目されている選手が、この国で自分の言っていることを理解してもらうために通訳を必要とするのはいかがなものか」と発言したのだが、これに対し、SNS上には抗議のコメントが殺到。

   現地のジャーナリストからも「アメリカのアジア人は文化と言語のギャップのために永遠に外国人として扱われる。投手と打者としてこれらの課題を克服していることが、彼が野球の顔になるべき理由だ」「大谷が通訳を使っているのは、彼についてもっと知りたいアメリカのマスコミや人々のためだ」などと反論が相次いでいるという。

   スミス氏はこうした批判を受け、「アメリカのプロスポーツでは、英語を話せることがプロモーションやファンサービスに利点があることを伝えたかった」と釈明し、「アジア人コミュニティーに対する暴力が起きているこの時代に、私のコメントは意図的ではなかったが、明らかに無神経で遺憾。失言に心から謝罪します。本当に申し訳ありませんでした」とツイッター上で謝罪した。

真意を正確に伝えるために

   大谷の英語力についてメジャーリーグアナリストの古内義明氏は「選手と(英語で)話をしているシーンが特に今年は多くなった。スペイン語も駆使してコミュニケーションをとっている」と話した。かつてメジャーで活躍したイチロー選手や松井秀喜選手も通訳はずっとつけていたといい、「(英語が話せても)自分の真意を正確に伝え、監督やコーチの戦術の話や指示をスムーズに理解するため、通訳を必要とする選手は多い」と話していた。

   加藤「どの国でも、こういうことを言う人はいるんですよ。でも、大谷選手が英語を勉強してないわけがないですからね」

   競泳元日本代表の松田丈志「公式の記者会見は、『良かった、悪かった』だけでなく、パフォーマンスや次の大会への考え方をより深く話す場。正確に伝えるには通訳を介して話すことは構わないと思う。こういうことが話題になるのも、大谷選手がスターになった証拠ですね」

(キャンディ)