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谷原章介「これ、風評なんですかね?」 ワクチンめぐる下村発言に異論

   接種がどんどん進むはずの新型コロナウイルスのワクチンにからんで、「供給をへらされた自治体もありました」と14日(2021年7月)、永島優美アナウンサーが伝えた。ワクチン不足の不安も広がりかねない事態に、自民党幹部からは「風評」だとの発言も飛び出した。

  • ワクチン接種にブレーキがかかっている
    ワクチン接種にブレーキがかかっている
  • ワクチン接種にブレーキがかかっている

若狭勝「絶対違う」

   厚生労働省が発表した8月前半の市区町村向けワクチン配分は8000箱だが、接種記録システムで一定の在庫ありとみなされた自治体には配分量を減らすという。国からの供給が遅れ気味なためで、大阪市は168箱のはずが148箱、名古屋市は137箱が124箱、札幌市は114箱が103箱にする。かわりに都道府県の裁量で配分できる調整枠を設け、これが大阪府では128箱だとか。

   福田麻貴(お笑いタレント)「どういうバランスなのか、よくわからない。(在庫は)どこにいっているのか」

   この件にからんで、自民党の下村博文・政務調査会長が13日「(ワクチンが)足らないという風評が広がっている。政府がより丁寧に詳しく説明しないと、結果的に政府と自民党の責任になる」と語った。

   これに対し、司会の谷原章介が

「(ワクチン接種は)もともとの想定より広がりすぎたから足らないということだろうが、これ、風評なんですかね?」

と疑問を呈すと、若狭勝(弁護士)は

「絶対違う。下村さんは自分たちの選挙、秋に行われる衆院選を意識して、火消しにかかっている。(ワクチンの件は)国民に対する政府の裏切りで、先見性や計画性がなくキャンセルしたりして、国民を振り回している」

と応じた。

   谷原「そこは風評でなく、我々の準備が足らなかったからという捉え方なら納得できます」

   そういうとらえ方ではなさそうだ。コロナやワクチン不足さえなければ選挙に勝てるのにという嘆き節か。「風評」のせいにして責任を逃れるなんて、しちゃいけないよ。

(あっちゃん)