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マスクと熱中症の盲点 「あさチャン!」で医師が指摘した「脱水を感じにくい可能性」

   「朝から暑いですよ~。ちょっと散歩しただけで汗がにじみ出そうな気温となっています」と、気象予報士の増田雅昭が、東京・赤坂のTBS前からリポートした。時刻は午前6時43分、19日(2021年7月)の東京都心部の気温は、すでに27.8度に達していた。

  • 暑さに要注意
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「昼夜問わずエアコンを使ってください」

「今日は関東地方で熱中症警戒アラートが発表されています。東京に出るのは今年初めてです。外出はできるだけ控えて暑さを避け、昼夜問わずエアコンを使ってください。去年、熱中症警戒アラートが発表された日を調べてみると、熱中症になる方、そして亡くなる方がどうしても多くなってしまっています。今日は、それだけ危険な暑さになります」(増田)

   暑さによる健康被害は、きのう18日時点ですでに多発している。司会の夏目三久は「きのう東日本や北日本では、朝から気温が上がりました。北海道の足寄町で37.5度、東京の練馬でも34.9度を観測し、ことし1番の暑さとなりました」。

   続けて、日比麻音子アナが「熱中症で搬送された人は都内だけで51人、このうち、92歳の男性が重篤な状態となっています。今日も全国的に危険な暑さが続くため、十分な注意が必要です」と伝えた。

口の付近が潤って...

   埼玉・川越市にある川越救急クリニックにはきのう、熱中症と見られる患者が次々と訪れていた。トビ職人の20代男性も、トラック運転手の50代男性も、前日の炎天下、マスクを着用して仕事をしていたと話す。

   同クリニックの木川英副院長は、「マスクをしていると、口の付近が潤って脱水を感じにくい可能性がある。そこはやっぱり意識することが必要ですね」と注意を促している。

   増田(気象予報士)「今週は水曜日(21日)ぐらいまでかなり暑くなりそうで、関東の内陸など各地で35度を超えそうです。例年、梅雨明け直後は熱中症になる人が非常に多いので、特にこのタイミングは気を付けてください。今週後半から来週にかけては少し落ち着きそうですが、8月になるとまた厳しい暑さになりそうです」

(ピノコ)