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米子松陰、一転出場に「良かったですね」 夏目三久は「ほかの出場辞退部活」にも言及

   「学校関係者が新型コロナに感染したとして、夏の高校野球鳥取大会への出場を辞退した米子松陰高校が、一転して出場できるようになりました」と司会の夏目三久。20日(2021年7月)の「あさチャン!」は、強豪校・米子松陰高校の球児たちが、1度は閉ざされた夏を取り戻すまでのストーリーを紹介した。

  • 一転、出場できるようになった。
    一転、出場できるようになった。
  • 一転、出場できるようになった。

きっかけとなった主将のツイート

   日比麻音子アナは「きっかけは野球部の主将のこのツイートでした」と、スクリーン上に出された西村虎之助主将のツイートを読み上げた。

「僕たちは夏の大会に向けて、甲子園目指して、必死に練習してきました。部員から陽性者は出ていません。(中略)試合もできずに、このまま終わってしまうのは、あまりにも辛いです。何とか出場する道を模索していただけませんか?」

   やり場のない心情をつづったこのツイートは、全国に拡散。「出場できるようにしてあげて」という多くの声が寄せられた。

   また、著名人からの発信も相次いだ。大阪府の吉村洋文知事は「これで終わり、はあまりに酷すぎる。対策は見つけられるはずだ。この高校生の想いを大人が潰しちゃいけない。これで終わり、なら将来に夢なんて持てないよ。鳥取の権力者の皆さん、なんとかしてあげて下さい」。また、伊木たかし米子市長は西村主将にリプライし、「わかりました。試合が再調整されるよう、各方面に働きかけます」とコメントした。

不戦敗を取り消し21日に初戦

   その後のPCR検査の結果、接触者全員の陰性を確認。学校は高野連に大会復帰を求める嘆願書を提出した。そして19日、鳥取県高野連は米子松陰高校の不戦敗を取り消したのだ。

   西村主将は「感謝してもしきれません」と、関わった人たちへツイート。米子松陰高校の初戦は21日に行われる。

   夏目「一転して出場できるようになって本当に良かったですね。ただ、全国にはほかにも、部から感染者が出ていなくても、出場を辞退した学校、部活があります。もちろん、感染防止のためのルールは大事ですが、いかに子どもたちの夢を壊さずに、大会を安全に行えるのか、機械的にルールを適用するのではなく、大人たちが柔軟に、そして臨機応変にその場その場で対応していって欲しいなと思います」

(ピノコ)