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猛暑続く東京で「プール難民」続出! 人数制限で予約殺到、受付直後に1000人待ちも

   「梅雨明けして以来、連日厳しい暑さが続いていますが、きのう22日(2021年7月)は全国30地点で猛暑日となり、京都市では36.3℃を観測しました」と、MCの夏目三久が伝えた。藤森祥平アナは続けて「大型の台風6号も先島諸島に近づいていて、宮古島は暴風域に入りました。特に猛烈な風が特徴で、住宅倒壊の恐れもあり、気象庁は警戒を呼び掛けています」と報じた。

  • 猛暑日はいつまで続くのか
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1歳女児を車内に放置、熱中症で死なせた母親を逮捕

   22日は全国920か所の観測地点のうち577地点で真夏日、30地点で猛暑日を記録。東京では1日で64人が熱中症の疑いで救急搬送された。千葉・八千代市では車内にいた1歳の女児が熱中症の疑いで救急搬送され、その後死亡。警察は保護責任者遺棄の疑いで自称・飲食店従業員の母親を逮捕した。22日午前10時すぎから約30分、自宅マンションの駐車場に停めた車内に次女を放置した疑いだ。

   8日連続の真夏日となった東京では各地のプールに人が殺到した。墨田区の両国屋内プールではコロナ対策として、先着60人の定員を設けたが、開館1時間後には入場制限がかけられた。ほかにも各地でこうした「プール難民」が続出している。

   「9時に申し込みしたのに、入れるのは18時」というのは目黒区の区民プールを予約した人。同プールでは、定員を設けネット予約を開始したところ予約が殺到し、予約サイト開設直後に1000人待ちで「夕方確定」とSNSでつぶやく人もいた。

   北区のプール「元気ぷらざ」では朝8時にはすでに500人を超える行列ができていた。定員は200人で使用時間を制限するなどの対策を取っているが、22日は約1200枚の整理券が配布されたという。

台風6号も石垣島を直撃、さらに熱帯低気圧も発生しているぞ

   もう1つ気がかりなのは大型の台風6号。気象予報士の増田雅昭は「今日の日中がピークとなります。現在、宮古島で風速34.1メートル、暴風域に入っていない石垣島で23.7メートル。瞬間最大風速60メートルの台風の直撃となりますので、外に出るのは危険で、家の中でも窓の近くは危険です」と話す。この台風はゆっくりと北上しているため長時間にわたって台風が停滞する恐れがあり、宮古島・石垣島では停電や断水の危険もあるという。

   さらに増田気象予報士が気がかりな情報を。「日本列島の南で熱帯低気圧が生まれる可能性があります。東日本に向かってやってくる恐れがある」という。

   暑さだけでも大変なのに、台風が直撃したら、せっかく開会した東京五輪への影響も心配だ。

(バルバス)