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無観客五輪では番組制作も四苦八苦? 阿部リポーターはリモート応援企画も

   「無観客五輪、そんな言い方はしたくない。スタジアムにはいなくても、みんな、それぞれの場所から声援を送っているんだ。選手に届け、そう信じて。静寂の中の熱狂」――。「スッキリ」では毎回番組の冒頭で、このようなナレーションを過去の五輪の映像にのせて流している。コロナ下で行われる東京五輪では、通常なら取材できるスタンドや会場周辺での観客の反応の映像がないため、番組制作にも苦労が多そうだ。

  • 無観客の五輪、ワイドショーの番組制作スタッフも頭が痛い(写真はイメージ)
    無観客の五輪、ワイドショーの番組制作スタッフも頭が痛い(写真はイメージ)
  • 無観客の五輪、ワイドショーの番組制作スタッフも頭が痛い(写真はイメージ)

リビングで「うぉー」「きた!きた!」の応援風景

   きょう23日(2021年7月)の番組で放送した、きのう22日夜の男子サッカー日本対南アフリカ戦では、閉店後のスポーツバーで一人で応援する店主、サッカー好きの父親を中心とする根本さん一家、元サッカー男児の小池さん(25)の3カ所を定点観測。後半、久保建英が決勝ゴールを決めた時には、根本さん宅では子どもたちがうたた寝するなか、お父さんが「うぉー、すげえ」と両手を上げ、小池さんは「きた!きた!久保、最高やん」と拍手していた。

   きのうの日中に行われたソフトボール日本対メキシコ戦は、会場がある福島県内の飲食店や福岡在住のソフトボールファンの原野さん一家の応援風景を放映した。

   番組では、阿部祐二リポーターの「オンラインパブリックビューイング/阿部と五輪を見る会」を企画。あさって25日に行われる競泳や柔道の決勝戦など、種目を選んで番組HPから応募してもらい、リモートでつないで一緒に観戦・応援するのだという。このほか、自宅で観戦している様子を録画した「歓喜の瞬間動画」の募集も行っている。感染対策のため、いずれも、「一人または同居する家族で」と条件をつけている。

   MCの加藤浩次は「コロナ禍で感染者が増えているなか、家で見ていても気持ちは入るものですね」と話していたが、これからパラリンピックが終わるまでの約1カ月半、毎日、誰かがリビングルームで「やったー」と飛び上がっている映像だけでは飽きちゃいそう。番組スタッフも頭が痛いことだろう。

(キャンディ)