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熱中症めぐり「去年と大違い」と警告 「めざまし8」で医師が語ったコト

   関東では災害級の灼熱が続いているが、「日本一暑い街」が自慢(?)の埼玉・熊谷はどのくらい暑いのだろう。「めざまし8」情報キャスターの田中良幸がきのう10日(2021年8月)、サーモカメラを持って出かけた。

   まず午前11時半の熊谷駅前。「38度を超えていますね。風はあるのですが、ドライヤーを浴びているようです。商店街もほとんど人は歩いてきません」と、早くもぐったりしている。サーモカメラで見てみると、歩道は真っ赤で50度近い。たまの通行人も日陰を拾って歩いていく。

  • 暑い日が続いている(写真はイメージ)
    暑い日が続いている(写真はイメージ)
  • 暑い日が続いている(写真はイメージ)

暑さのピークは?

   客待ちのタクシーに向けてみると、映像は赤を超えて白。50度を超えているということだ。と、「アッ、落ちた。画像が消えた。あまりの暑さにサーモカメラも誤作動を起こしてしまいました」(田中)。公園に行ってみると、いつもは走り回っている子供の姿はなく、飲み水の蛇口をひねると、「熱湯が出てきます」(田中)というありさまだった。同じころ、東京・渋谷のスクランブル交差点も地表は45度超。ハチ公も真っ赤だ。

   熱中症による救急搬送も急増していて、済生会横浜東部病院の谷口英喜医師は「去年と大違い」と警告する。「外出自粛が長引いて暑さに体が慣れていない。体を動かさないから筋肉が脂肪に置き換わっていて、体内の水分が少ないなど、脱水・熱中症になりやすくなっています」

   気象・防災キャスターの天達武史も注意を呼び掛けた。「きょうは2つのことを守ってください。舗装道路の地表は50度以上になりますから、ワンちゃんのお散歩は夕方6時以降にしてください。小さいお子さんも地面に近いので、熱中症にならないように、大人が注意してあげてください」

   ただ、この暑さはきょうがピークで、あすは低気圧が東に進み、関東でもあすからは雨模様の天気が続くという。

(カズキ)