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山本高広、「混入疑い」ワクチンと番号一致 「別の恐怖に...」

   「各地の接種会場では、予定されていた接種を急遽中止するところもあり、混乱が広がっています」ときょう27日(2021年8月)の「あさチャン!」でMCの夏目三久が切り出したのは、異物混入が発覚した新型コロナのモデルナ製ワクチンの話題だ。番組では、異物混入を発見した本人を直撃した。

   異物が確認されたのは、東京や埼玉など8会場の未使用のワクチン39本。異物は金属片の可能性があるといい、スペインの製薬会社が「自社の生産ラインに起因している可能性がある」とコメントしている。

  • ワクチン接種に混乱も(画像はイメージ)
    ワクチン接種に混乱も(画像はイメージ)
  • ワクチン接種に混乱も(画像はイメージ)

「あさチャン!」は接種会場で異物に気づいた薬剤師の話を紹介

   さいたま市の接種会場で異物に気づいたのは、薬剤師の石井公規さんだ。接種前は毎回、薬液の入ったビンを机の上で何回か回して異物がないか目で確認しているといい、「ビンの底から見て、黒い破片のようなものが入っているのを見つけた。大きいものは切片のように見えるものもありました」と話していた。

   3つのロット番号のワクチン計163万回分が使用見合わせとなった影響で、東京・小金井市の接種会場では26日、約1200人分の接種が中止になった。知らずに訪れた市民は「きょう2回目だったのですが、ちょっとびっくりです」「追って連絡をもらえるようなので、状況次第で検討する」と話していた。

   同じロット番号のワクチンが、東京都の大規模接種会場や大阪などですでに接種されたことも明らかになった。そのうちの1人がお笑いタレントの山本高広さん。自身のSNSに「コロナに感染したくないから、うつしたくないから打ったのに、異物混入って...。別の恐怖におびえることになるとは」と投稿した。

   金属片が混入していた場合、健康への安全はないのか。日本ワクチン学会理事で長崎大学大学院の森内浩幸教授に聞いたところ、「製造過程で紛れ込むような金属片は、猛毒になるような可能性は少ないし、細い針を通る程度の微々たる量が影響を与えることは非常に考えにくい」と話していた。

(キャンディ)