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本命・河野太郎「首相の器」でない3つの理由!パワハラで小泉進次郎以外に仲間なし――ほか3編

    この国には四季の移ろいを楽しむ伝統があった。地球温暖化の影響なのか、しばらく前から春と秋がなくなってきている。今年はそれがさらに顕著になってきていて、夏が始まったと思ったら長い梅雨が続き、夏も短く、8月後半からは秋雨と曇天ばかりで、青空も夜空を煌々と照らす月光も見ることが叶わない。いい古された異常気象などではなく、天変地異の起こる前触れのようである。

   そんな中、菅首相の辞任は雲に覆われた空から降り注いだ一筋の光明に思えた。だが、ポスト菅を巡る顔ぶれを見ると、この国を覆う黒雲が一掃されることはまだまだないのだと、暗澹たる気持ちにならざるをえない。初代の伊藤博文から数えて、次の首相は100代目になるそうだが、節目にふさわしいと思える候補は皆無である。

   共同通信などの世論調査では、河野太郎の支持率がトップらしいが、週刊文春によれば河野には「3つの落とし穴」があるという。一つ目は、先週の文春が報じたように、官僚たちをバカ呼ばわりするパワハラ体質。河野の親分である麻生太郎も「河野は役人にパワハラをするから、チームとしては戦えない」とこぼしていたという。河野は麻生や上の者には歯向かわないそうだ。そんな人間に有能な仲間ができるわけもないから、首相になったら「一体、どう組閣するのか」(政治部デスク)といわれる始末。強いて挙げれば小泉進次郎環境相だそうだが、彼は菅が辞任すると、「こんなに仕事をした総理はいない」と記者たちの前で涙を流し、顰蹙を買ってしまった。

   2つ目は、脱原発を標榜していることだというが、心配はいらない。9月8日(2021年)に問われた河野は、「安全が確認された原発を再稼働していくのはある程度必要だ」と答えている。首相になるためには主義も主張もかなぐり捨てる。3つ目は菅だと文春はいう。たしかに、菅からワクチン担当大臣に指名されたが、ワクチン確保にも失敗し、いまだにワクチン接種も道半ばだ。菅のコロナ対策を批判するなら、河野も批判されて当然だろう。

   週刊新潮は、河野は麻生に「菅首相にいわれて出馬を決意した」といったそうだ。菅首相傀儡政権など、麻生ならずとも認めるわけにはいかない。付け加えれば、河野一郎、河野洋平と、あと一歩というところまできながら首相になれなかった家系であることと、父親・洋平との仲があまりよくないという噂があることだ。

   多くのフォロワーがいるといわれるツイッターも、気に食わないコメントをかき込む奴はブロックしてしまう偏狭なところも、首相としての器なのかはなはだ疑問である。

「石破茂」致命的弱点はカネがない!事務所も安家賃に引っ越し

   週刊文春は野田聖子についても触れているが、今のところ出馬するための推薦人20人を集めるのに苦労しているようでは、立候補はおぼつかないだろう。高市早苗はどうか。安倍前首相の覚えが目出度いウルトラタカ派。安倍の経済政策を丸ごと引き継ぎ「サナエノミクス」と称するようでは、リーダーになる資格なし。

   資格がないという意味では岸田文雄も同じだ。二階幹事長を切ると宣言したところまはよかったが、菅が辞任してしまったら目標を失ったのだろう、口は達者だが内容はお粗末のひと言。中でも、9月2日にTBSのBS番組で、森友学園問題について聞かれ、「国民が納得できるまで説明を続けることが大事」だと語ったのに、おそらく、安倍からクレームがついたのだろう、文春の直撃に色をなして、「言明していない!私は『説明します』と言ったんです。調査はもう行政がやって、いま裁判やっているわけです。結果を踏まえ『必要であれば丁寧に説明します』と言っている。かなり誤解を招き、私もちょっと困っておりますので。はい!」といい訳している。高市同様、安倍の使い走りでしかない。こんな人間が万が一首相になれば、菅よりも始末が悪い。

   こうした中では、やや評価している石破茂が、これを書いている時点でも出るのか出ないのかハッキリしない。週刊新潮によれば、推薦人も足りないが一番足りないのはカネだそうだ。9月上旬に石破の派閥・水月会(石破を入れて17人)は家賃30万円のところから、約10万円・築47年で広さ22平方メートル、「新入社員の住まい」(週刊新潮)のような事務所へ移ったそうだ。

   石破は、今回は出馬を断念して河野の支持に回り、党の要職に返り咲くことを考えているといわれている。新潮でさえ、「反主流派を貫いてきた石破氏には、勝ち馬に乗って再起を図るより、5度目の正直を目指してほしいが」といっている。文春で政治部デスクも、「この局面で出馬しなければ"首相候補"としての石破氏は終了するでしょう」と尻を叩く。

   石破は9月9日のTBSの番組で、森友学園問題をめぐる財務省の決裁文書改ざんについて、再調査が必要だとして、「国民の納得のために必要なことであれば、やらなければいけない」と述べたという。外野で吠えていないで、総裁選に堂々と出て自ら権力をつかみとり、数々の安倍前首相の疑惑を解明してほしいと思う。私は、石破首相--河野幹事長という形が望ましい。

眞子さま来月中旬には入籍!クリスマスはニューヨークで二人きり

   先週、秋篠宮眞子さんの結婚が本決まりになったと紹介した。その後の女性週刊誌や週刊文春、週刊新潮のバッシングが物凄い。文春は、眞子さんは婚約前から、横浜北東部にある小室圭の2DKのマンションに何度も通っていたと"暴露"したのである。最初に訪れたのは眞子さんが英国留学を終えた後だという。

   <女性は自らの両親にも、彼の紹介を済ませていた。彼からはすでにプロポーズを受けていたし、その後、英国に留学したときにも、彼は大型連休を利用して会いに来てくれた。帰国後、ようやく彼の自宅を訪れることができたのだ>(週刊文春)

   文春によれば、2人が出会ったのは2012年6月、20歳の時。交換留学生の説明会で小室圭と言葉を交わした眞子さんは、翌7月に初デートしたという。しっかり者だが「激しいご気性」(文春)の眞子さんが、唯一甘えられる相手が圭だった。「眞子さまは交際開始から早い段階で結婚を意識され、その思いに小室さんも、すぐに応えられたのです」(秋篠宮家関係者)。翌年の2013年12月に小室圭はこうプロポーズしたという。「将来、結婚いたしましょう」

   英国留学のときはかなり自由にデートできたようだが、帰国してからは外で会うわけにはいかなかった。<「人目を憚ったのか、お二人の逢瀬は"おうちデート"が多く、(中略)小室さんが秋篠宮邸に遊びに来るときは、眞子さまの部屋で二人きりで"おこもり"状態になることもあったそうです」(宮内庁関係者)>

   愛は順調に育まれていったが、小室圭の母親・佳代と元婚約者との金銭トラブルが報じられ、婚約が延期になる。小室圭は弁護士資格を取得するためにニューヨークへ行ってしまうが、毎日やり取りはしていた。

   週刊新潮は、佳代の知人がこう語っていると報じている。<「佳代さんは『圭と眞子さまは、いつもスカイプを使ってやり取りしています。圭は画面の眞子さまに"君はいつでも可愛いね"と話しかけているんですよ』とも自慢していました」>。口の悪い新潮は「さながらジゴロの口上」だと評している。

   結婚が決まった2人は、もはや週刊誌の悪口など気にすることもないが、宮内庁からの正式な発表はいつになるのだろう。今週の日曜日、9月12日は眞子さんの母親・紀子さんの誕生日である。そこで結婚について何か話があるのではと記者たちは期待したが、週刊女性PRIME(9/8〈水〉19:42配信)によると、<今年のご回答は昨年のものとほぼ同じ内容で"長女の気持ちをできる限り尊重したい"、"(結婚に関する)見通しなどの言及は控える"といったニュアンスのものでした>

   私は、10月23日が眞子さんの誕生日だから、それまでに入籍するのではないかと見ている。宮内庁はその前に小室圭を帰国させ、2人で会見をさせるという話もあるようだから、来週にも正式な発表があるのではないか。「暴走婚」「追い出し婚」といわれても、2人は愛を貫き通した。ニューヨークへ旅立つまでには、皇籍離脱、戸籍づくりなどやらなければいけないことがいくつもある。そのため、秋篠宮家を出て都内のマンションにいったん仮住まいをするのではと報じられてもいる。

   どちらにしても、今年のクリスマスはニューヨークで迎えることになる。唯一の心配は、母親・佳代がニューヨークへ行く用意をしているといわれることだ。若い2人の邪魔はしないほうがいい。

「桑子真帆&小澤征悦」無理に波風立てることないよ、週刊文春さん

   結婚といえば、週刊文春が、小澤征爾の息子で俳優の小澤征悦とNHKの桑子真帆アナが結婚したが、小澤家内で不協和音が囁かれていると報じている。読んでみたが、どうということはない。征悦は父親・征爾の誕生日である9月1日に、父親の目の前で指輪の交換したかったのだが、父親は前日、「セイジ・オザワ松本フェスティバル」のリハーサルのため長野県松本市にきていたというのである。

   征爾は2010年に食道がんの手術を受けて以来体調がよくなく、その後、腰の骨を折る、大動脈弁狭窄症の手術などで、移動は車椅子になっているようだ。息子の征悦は松本行に反対したそうだ。それに、テレビでコロナのため県外移動はしないでくれといっている桑子も行くわけにはいかない。

   9月3日に無観客で行われた演奏会で、<征爾氏は、久々に触れるオーケストラの演奏に涙を流していた>(週刊文春)という。不協和音ではなく十分にハモっているではないか。無理に波風を立てようというのはよくないよ、文春さん。(文中敬称略)