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故・岡江久美子さんの「ポジティブシンキング」 娘美帆さんが「あさチャン!」で思い語る

   新型コロナに感染し、昨(2020)年4月に63歳で亡くなった女優の岡江久美子さんの娘、大和田美帆さんが「あさチャン!」のインタビューに答え、母への思いを語った。きょう10日(2021年9月)の番組で、藤森祥平アナウンサーが「これまでほとんどメディアに思いを語らなかった娘の美帆さんがインタビューに応じてくれました」と伝えた。

   岡江さんが亡くなったのは昨年4月23日。新型コロナで入院した約2週間後だった。感染防止のため、入院中は家族もお見舞いに行けず、亡くなった後の火葬にも立ち会えなかった。遺骨の入った白い箱が岡江さんの自宅前に置かれ、家から出てきた夫の大和田獏さんが箱を抱える様子が、当時、テレビで生中継された。

  • 2013年当時の岡江久美子さん(写真:Pasya/アフロ)
    2013年当時の岡江久美子さん(写真:Pasya/アフロ)
  • 2013年当時の岡江久美子さん(写真:Pasya/アフロ)

夏目三久「力になったのは、やっぱりお母様の教えだったんですね」

   美帆さんは当時を振り返り、「お別れの作業が一つもできていないということで、実感がない。どこかで生きてたらいいなと思っちゃう。葬儀とか看取るというのはやはり大事。そういうことができないことが、コロナ禍の本当に恐ろしいことだと思います」と振り返った。

   岡江さんの入院中、「どうしても会いたい」と言う美帆さんに対し、父の獏さんは「家族だから、繋がっているから大丈夫だ」と言い聞かせたという。「いま、(コロナという)目に見えないものに脅かされているけど、結局私たちが信じたい絆や友情や愛といったものは、目には見えないもの。その人の気持ちをどれほど想像できて寄り添えるかが試されている気もします。コロナに教わりたくないけど、せめてコロナからも教わろうという母のポジティブシンキングです」などと笑顔で話していた。

   獏さんの様子については「虚無感や喪失感が一生続くと思うとつらい、と本人はまだ言っています」と話していた。美帆さんも岡江さんの動画はまだ見られないというが、2人は今年4月23日の一周忌に、岡江さんの「音楽葬」をオンラインで行ったという。

   MCの夏目三久「お別れもできず、心の整理がつかず、いまだに悲しみが消えないなか、自分の人生も歩んでいかなければいけない時に美帆さんの力になったのは、やっぱりお母様の教えだったんですね」

   岡江さんが17年間司会を務めた朝の情報番組「はなまるマーケット」が初めてのレギュラー番組だったという藤森アナは「思いはつながると感じました」としんみりしていた。

(キャンディ)