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高校生が「自民新総裁」に望むこと 「あさチャン!」が街で聞くと...

   自民党総裁選は17日(2021年9月)に告示(29日投票)されるが、若い人たちは新リーダーに何を求めているのか。13日の「あさチャン!」は高校生の意見を街で聞いた。

   コロナ対策について。「オンライン授業にしてほしい」(高校2年生)、「ワクチンを打つスピードを速く」(高1)、「(緊急事態宣言の)終わりを明確にしてほしい」(文化祭が宣言延長のたびに延びるので、予想でもいいから=高1)。新総裁に望むこと。「リーダーシップ」「今の菅さんは発言とかもはっきりしていなくて」(高1)。などの意見が聞かれた。

  • ポスト菅総理をめぐる動きが活発化している
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オンライン集会も

   立候補を表明している3人は、週末に市民とのオンライン対話などで、政策を訴えた。

   河野太郎・行革担当相は12日、大学生らとオンライン座談会を開き、「いろいろなものを変えられるのはよく、若者とよそ者と馬鹿者だと言われる。若い皆さんが今までの『こういうものだ』にとらわれず、新しい扉をどんどん押し開けていってほしい」。

   岸田文雄・前政調会長も同日、市民とのオンライン生配信で視聴者の質問に回答した。「省庁横断的に人権問題について、しっかりと体制を固めて、国際社会に発信していく」。

   高市早苗・前総務相は、テレビ番組に出演し「ワクチンの国産化」などを訴えた。出馬が取りざたされている石破茂・元幹事長は15日に派閥臨時総会を開き、対応方針を伝える見通しだ。一方で、立憲民主党の枝野幸男代表は「どっかの党はコップの中の権力争いがたいへんお忙しそうでありますが」「総裁選よりもコロナ対策だ」と街頭で訴えた。

   この週末に実施した朝日新聞の世論調査では、「新総裁にだれがふさわしいか」について河野氏33%、石破氏16%、岸田氏14%、高市氏8%、野田聖子幹事長代行3%だった。「次の首相は安倍前首相や菅首相の路線を引き継ぐ方がよいか」との質問については、「引き継ぐ方がよい」28%に対し、「引き継がない方がよい」が58%だった。

   MCの夏目三久「今回の総裁選では、オンライン集会などで、国民の質問に直接答えるという動きが目立っていますね」

   堤伸輔・元フォーサイス編集長「菅総理は、国民やメディア、野党とのやり取りも、言葉がすれ違って、対話が成立していなかった。今回立候補した人たちは、自分たちは対話ができるんだと、アピールをした。ただ、省庁再編などよりもコロナ対策、医療体制の立て直しなどを具体的に語っていただきたい」

   候補の政策各論も注意深く聞きたい。例えば、河野氏の「脱原発」。「封印」した項目に入れたメディアもあるが、河野氏は「再稼働」は「当面」認めたが、「新増設」は「現時点で現実的ではない」。核燃サイクルは続けるのか?電力業界はなお河野氏を警戒している。

(栄)