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通販サイトのサクラレビューが「進化」 「めざまし8」が紹介した「見抜き方」

   「谷原さん、ネット通販利用するときレビュー参考にされますか?」と切り出す西岡孝洋アナウンサーに「めちゃくちゃ参考にしますよ」と応えるMCの谷原章介。しかし、このレビューで評価を捏造するサクラ行為が横行しているという。サクラレビューとは、販売店側が評価の平均点を上げたり、プラス部分を目立たせようとしたりするやらせ行為だが、こうしたサクラレビューを見分けるにはどうすればいいか。14日(2021年9月)の「めざまし8」では通販サイト利用の注意点に切り込んだ。

  • レビューは利用する派?しない派?
    レビューは利用する派?しない派?
  • レビューは利用する派?しない派?

レビュー依頼も一緒に届く

   番組では、11日にツイッターに投稿されたマンガを紹介した。アマゾンでスマホの充電器を購入しようとした投稿者。サイトを見てレビュー評価が高かった商品を選んだが、翌日届いた商品には「☆5つをつけてくれたら電子マネー800円分を差し上げます」というレビュー依頼のチラシが同梱されていた。カスタマーサポートに連絡したところ「ご希望であれば返品も受け付けます」との回答が来たという。

   数年前から問題になっていたサクラレビュー。当初は日本語が不自然など明らかにサクラとわかるものばかりだったが、その後、日本語ができるアルバイトに書いてもらうよう進化。サイト側が実際に商品購入した人以外に書き込みできないよう対策を取ると、ユーザーに対価を支払うといって、レビューを書かせる方法がとられるようになってきた。もちろん、対価と引き換えに投稿依頼することは規約違反で、通販サイトは業者を厳しく指導しているが、業者と通販サイトのいたちごっこが続いている。

   めざまし8では問題業社に取材を試みたが、電話をかけても応答がない。1時間後に届いたメッセージには「マゾン」「りがとうございます」など不自然な日本語が。めざまし8を名乗って取材交渉のメッセージを返信したところ、業者は投稿メッセージを消してその後連絡は取れなくなった。

「AIでサクラレビューを分析するサイトも」

   こうしたサクラレビューを見分けるにはどうすればいいか。ITジャーナリストの三上洋さんは「短い同じ文字量のレビューがたくさん並んでいるもの」「数日で大量の高評価があるもの」「マイナーなブランドにもかかわらず極端に多いレビューがあるもの」「☆5のと☆1の評価が多い『逆コの字型』になっているもの」の4つがポイントになるという。また、数千円程度の電気製品は競合が多く、購入者がどれを選べば迷うことが多いため、サクラレビューがつきやすいという。

   MCの谷原章介「数千円だと、ダメだったとしてもあきらめちゃう金額ですよね」

   西岡孝洋アナウンサー「こう見えて僕は凹むパターンです」

   矢沢心(タレント)「初めて買う商品やお店は、レビュー結構気にします」

   武井壮(元陸上競技選手)「僕はレビュー、一切みないでズバ押しするタイプだけど、レビューは顔写真や動画など個人が特定できるようにできないか」

   三浦瑠麗(国際政治学者)「私はリアル派で、通販ではわかっている信頼性のある製品を買う。レビューですが、ドライヤーとかレビューします?素人の感想を真に受けてどうします。旅館とかだとアンチがわざと低評価つける部分もありますが、それにいきなり逆ギレするオーナーさんもいて品性が見えてくる」

   小原ブラス(コラムニスト)「僕も絶対騙されたくない。何も信用できない時代になっているので実店舗も大事だなと思う。最近はAIでサクラレビューを分析するサイトも出ているので、そういうの活用するのもありなのかなと思う」

(みっちゃん)