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「推し」をバカにしたトーク「許せなかった」 「純烈」酒井への脅迫で逮捕された女の言い分とは

   スーパー銭湯アイドル「純烈」リーダー・酒井一圭に、脅迫状とともに切り刻んだ男性パンツや包丁を送り付けて逮捕されたファンクラブ会員・三井由紀子(65)は、「応援している(別の)メンバーをバカにした発言が許せなかった」と供述しているという。許せなかった発言とはどんなことだったのか。

  • 「純烈」オフィシャルブログより
    「純烈」オフィシャルブログより
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「漢字読めたんやな」「携帯で調べましたから」笑いをとる"芸"

   三井は純烈が所属するプロダクションに、「あなたを無傷では終わらせません。自宅でひっそり死ぬつもりはありません。必ず事件にします」などとした酒井あての手書きの脅迫状を3回送っていた。差出人の名前や住所はなかったが、被害届を受けた警察は、消印や防犯カメラ映像から千葉県船橋市に住む三井を特定した。

   純烈は歌だけでなく、軽妙なトークも売りだ。たとえば、昨年9月(2020年)のドラマの制作発表会では、こんなやりとりがあった。酒井が「ちゃんと台本の漢字が読めたんやな。驚いたわ。お前、ただのアホやからな」と、リードボーカルの白川裕二郎をからかう。これを白川が「ちゃんと読めますよ。携帯で調べましたから、漢字はね」と受けて、笑いを取るという"芸"だ。

   ドラマの見どころを聞かれた酒井が、「後上(翔太)さんのクソ芝居ですかねえ。びっくりするくらい初々しいんですよ」と、コーラスの後上の芝居が下手だったことをネタにすると、会場は沸いた。

   もちろん、すべてジョークなのだが、三井はそうは受け取らなかったらしい。他のファンは「純烈は客席に下りてきて握手をしたりするので、行き過ぎた感情を持つファンもいたんじゃないかと思います」「大江戸温泉のライブで、何度か(三井を)見かけたと聞きました」と話している。三井は自分の推しメンバーを酒井がパワハラしていると見えたのだろう。勘違いファンがストーカーになることはよくある。

   NHKの歌番組「うたコン」の司会をやっている谷原章介は、「純烈のメンバーとはしょっちゅう一緒になるんですが、そんな状態だったなんて、みじんも感じさせなかったですね。驚きました」と話した。

(カズキ)