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「女性キャラへ批判」で交通安全動画削除 正論?過剰反応?加藤浩次のモヤモヤ

   「まずはこれをご覧ください」と岩田絵里奈アナウンサーが22日(2021年9月)、「スッキリ」で最初に触れたのは、千葉県警の松戸警察署と松戸東警察署が公開した動画だ。コスプレ風ミニスカート、白いハイソックスのV(バーチャル)チューバ―女性キャラクターが自転車の交通安全を呼びかける。これに全国フェミニスト議員連盟が「女児を性的対象物として描いている」と、削除を求める抗議文を出し、動画は今月削除された。これで「なかったこと」にしていいのだろうか。

   抗議の理由は「セーラー服のような上衣、丈はきわめて短く、腹やへそを露出」「体が動くたびに大きな胸が揺れます」「女子中高生であることを印象づけたうえで性的対象物として強調しています」など。

  • 松戸警察署などが公開していた啓発動画(現在は削除)
    松戸警察署などが公開していた啓発動画(現在は削除)
  • 松戸警察署などが公開していた啓発動画(現在は削除)

「ハイ削除しましたでいいのか」

   これに、警察側は文書で「対面での安全教育が実施困難な状況において、芸能プロの協力で作り、起用の是非を男女職員で検討した」と回答したが、その翌日に削除した。

   街で聞くと「かわいい」「へんな感じは受けなかった」「もう少し改善もありか」といった反応だった。制作プロの板倉節子代表は「見た目で判断しないで、本来の目的に目を向けてください。(議員連盟は)有名なアニメにも同じ発言をするのですか」とチクリ反論する。

   松田丈志(元競泳日本代表)「組み合わせがあまりよくなかったかとは感じた。スポーツ現場でも女性アスリートを性的目的で撮影する人が結構多い。そういうのを、この動画が助長するかは、ちょっとわかりませんね」

   宮崎哲弥(評論家)「個人的には性的な感じはしない。批判には科学的、客観的根拠を出してとプロデューサーの人が言っているが、私もそう思う。線引きをちゃんと出すべきだ」

   司会の加藤浩次「若者に伝えるためにやったことが悪いとは思わないな。それと公的機関が何か問題になったら取り消す、ハイ削除しましたでいいのか」

   フェミニスト議員連盟は「公的機関としての(警察の)認識を問うもので、会議を開いて対応を検討する」としている。

(あっちゃん)