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完全予想「眞子&小室結婚会見」意地悪な質問にも「4年間結婚についての考えは変わりませんでした」と決然!――ほか6編

   秋篠宮眞子さんと小室圭の正式な結婚発表が10月1日(2021年)、緊急事態宣言明けに行われるようだ。そのため、小室圭が9月27日にも帰国し、14日間の隔離生活を経た後、眞子さんと2人で記者会見を開くといわれている。

   どのような会見になるのだろう。時期は10月中旬。場所は婚約会見と同じ赤坂東邸か。最初に入ってくるのは眞子さん、続いて小室圭。居並ぶ宮内庁記者会の面々にあいさつして、椅子に座る。2人の前には低い机が置かれ、前回と違うのは2人の前に透明なアクリル板が置かれるくらいか。

   幹事社代表が「このたびは秋篠宮眞子内親王におかれましては、小室圭さんとのご結婚が決まり、まことにおめでとうございます」とあいさつをする。それに対して眞子さんが「結婚が決まったことを誠に嬉しく思っております」と答える。前回は、「先ほど,御所へご挨拶に上がりました。天皇皇后両陛下より,大変温かく、心のこもったお言葉を頂きました」といったが、今回はないのだろう。

   記者会から事前に出された質問以外は答えないといわれている。考えられる質問は、「婚約延期から4年近くあいたが、眞子さまはその間どのようなお気持ちでお過ごしになっていたのか」「小室圭さんとは連絡を取り合っていたのか。どのような話をしていたのか」

   当然、小室圭の母親・佳代と元婚約者との金銭トラブルについての質問もあるはずだ。そして「ニューヨークでお暮しになるということだが、不安はないのか」。私だったら、「結婚についてご両親とはどのような話し合いをしてきたのか」と聞きたいものだが。

   さて、どのように答えるのだろうか。4年近くのブランクについては、「私の結婚についての考え方はまったく変わっておりませんでした」と、静かな中にも決然としたいい方になるのではないか。会えない間は、スカイプで毎日連絡を取り合っていたと、小室の母親・佳代が語っている。「毎日連絡を取り合ってはいましたが、その内容についてここで申し上げるわけにはまいりません」程度のことは話すのだろう。

   金銭トラブルについては小室圭が話すのだろうが、まず、「母と元婚約者との婚約中のおカネの問題では、秋篠宮ご夫妻を含め皆様に多大なご心配をおかけしてしまったこと、深くお詫び申し上げます」という謝罪で始めるのだろう。そして、「元婚約者の方とは現在、私どもの代理人の弁護士の方と話し合いを始めております。大変お世話になった元婚約者の方のご納得がいく形で早急に解決するよう努力する所存でございます。何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」とでもいうのか。

   週刊文春によれば、9月14日、元婚約者と小室側の弁護士が南青山にある弁護士の事務所であいまみえたという。元婚約者の「佳代と会って話がしたい」という要求に対して、弁護士からは「佳代さんがあなた方に向き合うには、まだ時間がかる」といわれ、彼は「ちょっと、これから怒るからね」と前置きして、「こちらは手紙でも電話でも構わないと言っているのに、全く対応してくれないというのは、どういうことなのか」と怒声を響かせたというのだ。

   まだ解決には程遠い状態のようだが、それを突っ込む勇気のある記者はいないだろうから、この問題は、引き続き週刊誌が追い続けることになる。だが、2人が結婚してニューヨークへ行き、母親の佳代も向こうへ行ってしまえば、週刊誌の野次馬精神にも限りがあるから、この問題への関心は失われフェードアウトしていくのではないか。

   秋篠宮夫妻については、「いつでも温かく見守っていてくださいます」程度ではないか。結婚生活については、前回の会見で眞子さんはこう述べている。「幼い頃より結婚をするときは,皇族の立場を離れるときである,という意識を持って過ごしてきました。その中で、天皇陛下をお助けし、自分なりにできる限り皇族としての仕事を大切に果たそうと努めるとともに、私自身の生活も大事にしてまいりました。両親も、私の考えを尊重しながらも、助言をし、見守ってくれました。(中略)新たに家庭を築くことは、なかなか想像の範囲に収まることではないと思いますが、小室さんと共に、温かく、居心地が良く、笑顔あふれる家庭をつくることができれば、うれしく思います」

   記者からの不規則発言は許されない。かくして2人は立ち上がり、再び記者たちに頭を下げ、会見場を後にするのだろう。愛は勝ったのだ。

猪苗代湖「殺人プレジャーボート」佐藤剛は東日本大震災の復興成金!中田翔や手越祐也とも一緒に写真

   話はガラッと変わる。昨年(2020年)9月6日、猪苗代湖で水上バイクにつないだ浮き具に乗るために水面で順番待ちをしていた4人グループにプレジャーボートが突っ込み、当時8歳の豊田瑛大くんが即死、母親は両足を切断されてしまった。土木会社「佐藤剛建」社長の佐藤剛(44)が福島県警に業務上過失致死傷の容疑で逮捕されたのは、事故から1年余りも過ぎた今年の9月14日だった。

   なぜそんなにかかったのか。発生当日、ボートに同乗していた10人(銀座のクラブの女性もいた)が県警に事情を聞かれたが、全員「気付かなかった」と説明していたというのである。週刊文春によれば、佐藤が彼らに口止めしていたそうだ。しかし、疚しさを感じた同乗者の1人が、子どもの一周忌の後に、撮影していた動画を県警に提出した。そこには、異変に気付いた同乗者の「やばい」という音声が記録されていたという。

   佐藤というのは福島県いわき市生まれで、暴力団組員の鞄持ちから始まり、24歳の時に立ち上げた土木会社が成功したそうだ。2011年の東日本大震災で、「被災地や発電所修復の現場仕事が引きも切らず、復興特需で急成長した。一〇年頃は売上が年間三億ちょっとでしたが、震災後に二億円増え、ピーク時は七億円ほどあった」(同社の関係者)。典型的な成金男のようである。

   そうなればやることは決まっている。女遊びに芸能人とのお付き合い。日ハムの中田翔やジャニーズにいた手越祐也などと一緒に撮った写真が週刊文春に掲載されている。同社の元社員がこう語っている。<「彼(社員A=筆者)は何度も事情聴取を受けていました。その都度、社長に報告すると、『どうせ何も証拠なんて見つからない。迷宮入りだぞ』という暴言を浴びせられていた。そこには死者を悼む気持ちなんて一欠片もなかった」

   これが事実なら、こんな人間に殺された子どもがなおさら哀れである。福島県警は事実関係を徹底的に洗い、有罪ならば詳細を公表してほしい。

「ピーチ・アビエーション」昨夜の酒が残っているCAがあわや乗務!チーフパーサーは見逃し、空港でバレた

   こちらのメディアの社長のやり方も、死者を悼むという気持ちが感じられない。少し前に週刊文春が、フジテレビ系列の岡山放送で、上司のパワハラを受けて自殺した社員(30)がいると報じた。岡山放送側は他のマスコミの取材に対して、「現在社内で調査中」としか答えていないようだが、組合が事態を重く見て、現場で働く社員へのアンケートを実施した。

   すると、「現場の社員の約40%が上司からパワハラを感じることがある」という調査結果が出たそうである。岡山放送は7月に新社屋に移転したそうだが、社員が自殺して6日後に新社屋移転を祝うセレモニーを開き、「中静敬一郎社長が自らくす玉を割って祝いました。社内では社長への不信感も高まっています」(岡山放送関係者)。

   同局の元アナウンサーの淵本恭子は自身のインスタグラムで、社員が亡くなって1週間も経っていないのに、多くの社員の反対を押し切ってくす玉を強行したのは、「まともで優しい人間のやることとは思えません。このくす玉問題だけでも、パワハラをした本人だけでなく会社の体質自体に問題があると言えると思います」と批判している。

   ここだけの問題ではない。テレビ朝日も五輪打ち上げのバカ騒ぎなど不祥事が続発している。メディアは内部から確実に腐ってきている、そう思わざるを得ない。

   さて、こちらも深刻な事態のようだ。ピーチ・アビエーションという格安航空会社がある。そこのCAが勤務前夜に友人と酒を呑み、出勤前に自主検査をしたところ、呼気からアルコール反応が出てしまったという。だが、チーフ・パーサーには、それほど呑んでいないと伝え、パーサーもそのまま空港に向かわせてしまった。空港の検査でもアルコールが検知され、その時点でようやくCAが会社に報告、急遽、そのCAを外し、4人のところ3人で運行したというのである。

   さらに、会社側は監督官庁には報告を終えているが、メディアには黙っていろという文書を全社員にメールで流したそうだ。安全・安心を最優先すべき航空会社に、あってはならない呆れ果てた対応である。ちなみにこれも週刊文春の記事。

島根「竹下王国」後継者にDAIGO待望論!本人はその気なし......そう、当たらない競馬予想の方が似合ってるよ

   週刊新潮は、かつて竹下王国といわれた島根県だが、先日、自民党竹下派会長の竹下亘(74)の死によって王国が消滅すると報じている。亘は竹下登元首相の弟。7月に今期限りでの政界引退を表明したが、後継指名はしなかった。公募を経て後継は決まっているが、登の孫のタレントDAIGO(43)待望論が再び起こっているという。彼の奥さんは女優の北川景子。知名度は抜群だから、出馬すれば当選確実だと見ているようだが、本人にその気はなさそうだ。

   私はDAIGOというと競馬好きのタレントとしてしか知らないが、テレビで見る限り、私も政治家向きとは思わない。当たらない競馬予想をやっていたほうがいいと思う。

   久しぶりに山口組のお話。六代目山口組、神戸山口組、五代目山健組でいがみ合ってきたが、山健組がついに六代目に復帰したのである。山健組は中田浩司組長が六代目の司組長を敵対視してきたから、普通なら考えにくいが、いったいどうしたのであろう。フライデーで溝口敦がこう解説している。

   <「今回の山健組吸収は山口組・高山清司若頭の戦略に基づく。高山若頭は可及的速やかに山口組の分裂抗争を収拾しなければならない。失敗すれば、ヤクザ世界で侮られ、メンツを失う。山口組による平和秩序の維持など、誰も信じなくなる」>

   そのために、中田組長(拘置中)を異例の幹部として遇したのだ。これによって山健組は神戸山口組の井上邦雄組長を亡き者にしなければならないようになったという。いよいよ六代目と神戸の最終戦争が勃発するというのだが、神戸山口組には井上組長の引退という選択肢しか残されていないようだ。(文中敬称略)

元木 昌彦(もとき・まさひこ)
ジャーナリスト
1945年生まれ。講談社で『フライデー』『週刊現代』『Web現代』の編集長を歴任。講談社を定年後に市民メディア『オーマイニュース』編集長。現在は『インターネット報道協会』代表理事。上智大学、明治学院大学などでマスコミ論を講義。主な著書に『編集者の学校』(講談社編著)『週刊誌は死なず』(朝日新聞出版)『「週刊現代」編集長戦記』(イーストプレス)『現代の“見えざる手”』(人間の科学社新社)などがある。