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新型コロナ飲み薬「年内にも承認申請」 「めざまし8」が伝えた期待感

   岸田文雄内閣が近く成立したあと、新型コロナウイルス対策はどう変わるのか。「めざまし8」情報キャスターの西岡孝洋アナが報告した。「まず、ワクチンについては11月までに希望者全員の接種、病床・医療人材の確保、年末までに経口治療薬の開発・普及を挙げています。これはこれまでとほぼ同じですが、岸田さんは健康危機管理庁を設置して、コロナ対策を一元化するとおっしゃってます」

  • 早期の実用化が期待されている(写真はイメ―ジ)
    早期の実用化が期待されている(写真はイメ―ジ)
  • 早期の実用化が期待されている(写真はイメ―ジ)

塩野義製薬が発表

   この冬には「第6波」も予想されているから、来週にも健康危機管理庁の設置準備を始めなければならないが、根回しや段取りはできているのだろうか。さっそく本気度が問われそうだ。

   経口治療薬については、きのう29日(2021年9月)に動きがあった。塩野義製薬は年内にも新型コロナウイルス治療の飲み薬を承認申請すると発表した。専門家は「飲み薬が実用化されれば、新型コロナの治療が劇的にすすむ」と見ている。インターパーク倉持呼吸内科の倉持仁院長はこう解説した。

「ワクチンを打っていない方でも早期に介入すれば、重症化したり、なくなることなく治療ができるようになるでしょう。軽症者の重症化を防ぐ効果は、ワクチン以上です」

   ワクチンを2回接種しても、ブレイクスルー感染や有効性の低下が指摘されるだけに、感染しても飲み薬で治療できるなら大きい。司会の谷原章介は「ぜひ早期の国産ワクチンや治療薬が実現してほしいものです」と期待した。

(カズキ)