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交通安全で「道路に工夫」 安住紳一郎が経験した「楽しい」例

   千葉県八街市で、梅沢洋被告(60)の運転するトラックが小学生の列に突っ込み、5人の児童が死傷した事故で、昨日6日(2021年10月)に千葉地裁で初公判が開かれた。検察側は、梅沢被告がパーキングエリアで昼食をとりつつ220ミリリットルの焼酎を全て飲み、高速道路では蛇行運転、その後現場の120メートル手前で居眠りをしながら時速56キロで5人に衝突したと事故の経緯を明らかにした。

  • 安全運転で
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ハンプの仕組み

   さらに、被告は飲酒運転を繰り返していたと主張。4、5年前から「酒の匂いがするが大丈夫か?」と周りからいわれていて、取引相手から注意を受けても聞き流していたと指摘した。被告は大筋で認め、弁護側は起訴内容を争わないとしている。

   一方、この事故では、通学路の安全対策の遅れも指摘されていた。このため安全対策として事故現場には新たにガードパイプを設置。さらに、自動車の速度を抑制するために、道路を狭めたり段差をつけたりするといった改修も行っている。

   八街市の事故をきっかけとして、こうした安全対策の見直しは全国各地で進められているが、7日の「THE TIME,」は東京・港区に作られた「ハンプ」と呼ばれる仕組みを紹介した。

   現場は信号機のない横断歩道。これまでは通過する車はスピードを落とさずに走り抜けていて、登下校する児童を誘導する久保田俊二さんは「ひやっとすることもありましたよ。旗を出しても止まってくれなかったことがある」と語る。そこで港区では国交省や警視庁と連携、高さ10センチほどの段差をつける他、周囲を赤く塗って横断歩道の白が目立つ工夫を行った。保護者たちからは「色も変わったので目立つ。車はスピードを下げるので信号のない横断歩道でもみんな安心して渡れる」と好評だ。

タイヤの音でメロディが

   ハンプはどの程度の効果があるのか。岩永優樹取材ディレクターが車に乗って確かめてみたところ、離れた位置からもハンプの盛り上がりがしっかり確認出来る。なみなみとお茶をそそいだカップをドリンクホルダーに入れて時速20キロから30キロで通過してみたが、登りと下りで2段階の軽い衝撃があり、お茶は多少こぼれる程度だった。

   司会の安住伸一郎「ハンプを設置すると平均時速32キロが25キロに下がり、効果があるようです」

   番組ではこの他「日本全国バグニュース」のコーナーで、埼玉県みずほ台駅近くの道路も紹介した。

   日本全国バグニュースは、各地で発見された「違和感のある風景」を紹介するコーナーだが、今日紹介したバグ風景は住宅地を通る道路。よく見ると道路脇の白線がくねくねと蛇行しているほか、路面にもデコボコのアップダウンが。地元タクシー運転手に話を聞くと「住宅街で飛ばされるのが嫌ってことでくにゃくにゃしている」と語る。現場は長い下り坂になっていて、ついスピードを出しがちになるため、注意をうながす目的でくねくねの白線とアップダウンが作られているという。

   安住紳一郎「最近はいろいろ道路に工夫がされていて、高速道路の左に緑の線を引くと自然と左側を走るとか、楽しいところだとタイヤの音でメロディが聞こえるメロディラインというのがあります。私が四万温泉にいったとき、もののけ姫の音が『ババババーバ』と」

   江藤愛アナウンサー「ちゃんとリズム良く聞こえるようにスピード出し過ぎずに走行しそうですよね」

(みっちゃん)