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「THE TIME,」本番前に「池」に転落 若狭アナ「悔しいのは...」

   「THE TIME,」の目玉コーナーのひとつが「ニッポンの朝がみえる!列島リアルタイム中継」。系列局のアナウンサーが地元の話題を全国に伝えるコーナーで、今日7日(2021年10月)の中継では「我らが地元の人間遺産」をテーマに、ミニチュア姫路城を19年かけて三重県伊勢市に作った井村裕保さん(83)、郁子さん(80)夫妻と、山口県でチェーンソーアートを作る林隆雄さんを取り上げたのだが、ちょっと気の毒なハプニングも起きた。

  • 番組ツイッターより
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ミニチュア姫路城を紹介

   生中継で「山口県が誇る人間遺産、チェーンソー作家の林隆雄さんです」とチェーンソーアートを紹介するのはtysの原千晶アナウンサー。チェーンソーアートとは、チェーンソーを駆使した彫刻で、出来栄えを競う大会が世界中で開かれている。林さんは本場アメリカの大会を含めて国際大会で11回優勝。取材現場にはミーアキャットやウサギやサルなどの動物たちが並ぶが、とてもチェーンソーで彫ったとは思えないリアルな出来栄えだ。

   さらに、TBSのキャラクター、BooBoも彫られていたが、これは番組取材に合わせてわずか1時間で彫ったものだという。

   生中継ではチェンソーアートの実演を行う時間がなかったため、チャレンジしたのはリンゴの皮むき。チェーンソーを使って削るように剥かれたリンゴに原アナウンサーがかぶりついていた。

   一方、ミニチュア姫路城を取材したのはCBCの若狭敬一アナウンサー。のどかに広がる田園風景の中に、突然現れる23分の1サイズのミニチュア姫路城だが、これは井村さん夫婦が自宅敷地内に1800万円の費用と19年の月日をかけて作ったものだ。

   中学時代の少年雑誌に載っていた姫路城に感動した井村さん、「大人になったらこんな城を作りたいな」と思っていたという一方、郁子さんは「箱庭みたいなものを作るのかなと思っていた。今まで苦労して作ってきたので、これでまた好きなことできるんならいいかな」と語る。

「スタッフが誰も私を心配せず...」

   このミニチュア姫路城は、本物と同じ方角で作られていて、石垣の角度や段数も本物と同じ約2万5000枚。天守閣に乗るシャチホコや場内の武士は奥様が陶芸教室に通って作ったというこだわりだ。井村さんは本物の姫路城を13回訪れているが、その目的は観光ではなくメジャーを持って測りに行くことだった。

   この中継を行った若狭アナだが、心なしかシャツが湿っているように見える。実は中継前の午前3時頃、コメントを整理するために照明もないままミニチュア姫路城の中を歩いている時、城内にある三国堀に落ちてしまったのだ。真っ暗で、地面だと思ったところに左足を入れると池。ミニチュアとはいえ三国堀の水深は1メートルで、若狭アナは顔まで水につかってしまった。

   若狭アナ「ここに池があるとは知らなかった。姫路城の中央に池があることを身を持って知りました」

   司会の安住紳一郎「もともとお城は侵入者も困るように堀を掘ったわけですよね」

   若狭アナ「2007年の築城以来、数々のリポーターが訪れたミニチュア姫路城ですが、池に落ちた人は初めてだということです。悔しいのは15人くらいいるスタッフが誰も私を心配せず、池を心配しておりました。伊勢神宮で厄払いをしたいと思います」

(みっちゃん)