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マンホールに首までもぐって水を止めた作業員に拍手が⁉ 「めざまし8」が伝えた一部始終

   きのう7日(2021年10月)夜、東京・埼玉で震度5強を観測した地震について、きょう8日の「めざまし8」は番組開始から最後まで関連ニュース一色だった。ダイヤの乱れに伴う入場規制で長蛇の列ができたJR西川口駅や蒲田駅、水道管が破裂した千葉県市川市などに取材班を派遣して生中継でつないだほか、スタジオでは専門家に地震の仕組みや注意点などを詳しく聞いた。

  • 都内では23か所で漏水が発生(写真はイメージ)
    都内では23か所で漏水が発生(写真はイメージ)
  • 都内では23か所で漏水が発生(写真はイメージ)

都内23か所で漏水が発生、朝には修理完了

   今回の地震によって都内各地で目にしたのが、マンホールから水があふれて道路が水浸しになっている光景だ。番組では、深夜の東京・目黒の現場を取材した。

   水道局の職員とみられる男性2人が、水が勢いよくあふれ出すマンホールに腕を突っ込んで作業していたのだが、「水の勢いがすごすぎるのか、なかなか作業が進みません」とリポーター。そのうち、作業員1人が上着を脱いで足からマンホールの中に入り、首まで水につかりながら手探りで何かを操作した。するとまもなく水が止まり、作業を見守っていた周辺住民らからは拍手や「おめでとう」という声がかかっていた。

   東京都水道局によると、地震の影響で計23カ所で漏水が発生したが、朝には修理が完了したという。

   スタジオでは、倉田大誠キャスターが水道管トラブルの背景について、「東京都の水道管耐震適合率は64.5パーセント。全国平均は約40パーセントなので、それに比べると高い方ですが、地域によっては耐震が進んでいないところもあります」と説明。防災システム研究所の山村武彦所長は「水道管そのものは丈夫にできているが、配管と配管をつなぐ接手部分やバルブはダメージを受けやすい。今回は配管ではなく、バルブのような付帯設備の一部が損傷した可能性があります。都内の23カ所で漏水が発生したということですが、すでに復旧しているというのは非常に早い対応だと思います」と話していた。

   MCの谷原章介「水道や交通などに大きく影響を及ぼした今回の地震。帰宅困難者も出ました。永島さんはどこにいらっしゃいましたか」

   MCの永島優美アナ「私はもう寝ていたのですが、携帯の緊急地震速報と外で鳴っている防災無線で飛び起きました。不安な夜を過ごした方も多かったと思います」

(キャンディ)