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甲府2人死亡の焼け跡 犬山紙子「凄惨でただ事でない印象」

   「山梨県甲府市の住宅できのう(2021年10月12日)、2人が死亡する放火事件が発生。きょう未明、19歳の少年が傷害の容疑で逮捕されました」と岩田絵里奈アナが切り出した。13日の「スッキリ」は、少年の出頭で急展開した放火事件について伝えた。焼け跡から発見された遺体は、この家に住む50代夫婦だと見られている。

   警察によると、きのう午前3時半ごろ、2階で寝ていた妹(中学生)が1階で言い争う声に気付き、階段を下りていったところ不審な男と鉢合わせた。逃げる際、階段付近で男から凶器のようなもので殴られ、頭にケガをした。妹はその後、2階で寝ていた姉(高校生)を起こし、ベランダから家の外へ。午前3時46分ごろに逃げながら「家に泥棒が入った」と通報。その直後、家から火が出たという。

  • 番組ツイッターより
    番組ツイッターより
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「スッキリ」で専門家が助燃材使用の可能性を指摘

   大竹真リポーターは現場前から報告。「私のもとに男が出頭してきたという情報が入ったのがきょう午前1時30分ころのことでした。この19歳の少年は、放火された家に住む2人姉妹の妹に対しての傷害容疑で逮捕されました。少年は『間違いない。1人でやった』と傷害については容疑を認めています。さらに、取り調べの中で、放火についても犯行をほのめかす供述をしていることが分かりました。少年は顔にやけども負っているようです」と伝えた。

   短時間で家を全焼させるほどの強い炎はどのように広がったのか。火災の映像と焼け跡の画像を見た元消防士で防災アドバイザーの永山政広さんは1階で出火し、その後2階に延焼したと見ている。

   「だいたい2階まで燃えても柱は残るが、どこが2階か分からないくらいに焼け落ちているので、激しい燃え方をしたのが分かる。炎が真上に噴き上がり、火の粉も噴き上がっているのは、相当火力が強かったということ。あくまでも憶測でしかないが、灯油やガソリンといった助燃材が使われたのではないか」(永山さん)

   宮崎哲弥(評論家)「助燃材を用意していたとすれば計画的な犯行だということになるが、犯罪の全体対応を見ると、行き当たりばったりという印象もある。窃盗などの目的でもめ事になったのか、それとも一家となんらかの関係があったのか...。動機がはっきりしないと何とも言えないですね」

   司会の加藤浩次「勝手な思い込みによる怨恨ということもありますしね」

   犬山紙子(エッセイスト)「火柱や焼け跡を見ると、あまりにも凄惨でただ事ではないという印象。2人の娘さんは本当にショックを受けていると思うので、しっかりとしたケアをしてほしい。窃盗目的で放火までするとは考えにくいので、しっかりと動機の解明をしてほしい」

(ピノコ)