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開かずの踏切、解消いつになる? 石原良純「10年、20年単位...」

   今年(2021年)の44月に全国の93カ所の踏切が「改良すべき危険な踏切」として新たに指定された。このうちの6つが集中しているのが東京都品川区の東急電鉄大井町線・戸越公園駅付近だ。けさ18日(2021年10月)の「モーニングショー」が取り上げた。司会の羽鳥慎一が「ご覧のように危ない横断が相次いでいます」と映像を示す。

   遮断機が下りようとしているのに、女性が走り込む。が、踏切内で転び、財布を落としてしまった。遮断機は3分間閉まっていたが、開いたと思ったらまた、鳴りだす。その間、わずか6秒。人の流れの中を自転車も車もかなりのスピードで渡ろうとする。が、危ない、その先に交差点。駅もすぐそば。踏切を通り抜け、そのまま改札に飛び込む人もいる。

  • 列車の本数も増え…(画像はイメ―ジ)
    列車の本数も増え…(画像はイメ―ジ)
  • 列車の本数も増え…(画像はイメ―ジ)

東急大井線の戸越公園駅周辺に6カ所

   戸越公園駅周辺の「開かずの踏切」は、通勤ラッシュ時、ピーク時1時間に40分以上警報音が鳴っている。このため、国交省から「改良すべき踏切」に指定されたのだ。わずか500メートルの間に戸越公園1号、同2号、同3号、同4号、下神明1号、同2号の踏切がある。

   この「開かずの踏切」について鉄道ジャーナリストの梅原淳さんは「近年、利用者が増え列車の本数も増加し、当然踏切を通過する時間も長くなり、踏切が開きにくくなりますね」

   戸越公園駅周辺まちづくり協議会の高村幸弘会長は「見ていて非常に怖いな、危険だなと早く危険を取り除きたい」と訴えている。

   東急電鉄は「高架化・地下化など立体交差化を検討しているが、当社だけでは解決は難しい。都などとの協議が必要」。一方、都は「立体交差点化は大規模工事になるため、線路周辺に空いた土地を取得する必要がある」といい、地元協議会の担当者は「現場は住宅などが集中しているため、土地所有者との交渉が難航し、時間がかかる可能性がある」といっている。

   羽鳥「解消しなければいけないことは分っているが、なかなか難しいということですね」

   石原良純(気象予報士、タレント)「10年、20年単位かかるんだろうなという気がします。安全のために考えれば、交通指導員的な人を立てたらどうだろうか」

   玉川徹(テレビ朝日)「解決策があれば、もう出ているはずですからね」

(一ツ石)