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ロシア、墓地不足な程のコロナ死者 激減日本のナゼを「めざまし8」検証

   新型コロナウイルスの感染者はきのう1日(2021年11月)、東京都で9人だった。ヒトケタになったのは、昨年5月31日以来1年5カ月ぶり。ここまで減ったのはなぜか。ワクチンは「自ら死滅した」との仮説を「めざまし8」は検証した。

   世界では、逆に、急増している地域も少なくない。

   シンガポールでは先月27日、感染者が5324人と過去最多となった。外食や集会への参加を2人までに制限するなど感染対策を徹底している。多くのショッピングモールやオフィスで、ワクチン接種証明書の提示が求められる。シンガポール在住22年のMihokoさんは、「9月の第2週くらいからバスターミナルでも、全土にクラスターが広がった」。

   WHOのテドロス事務局長は、先月28日、「世界の新型コロナウイルス感染者数、死者数は2カ月ぶりに増加傾向にある。パンデミックは収束までほど遠い」。

  • 日本では減少したが…
    日本では減少したが…
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「自ら死滅」説

   ロシアでは、「死者が連日最多で墓地不足だ」という。先月30日、感染者が過去最多の3万9000人を超えた。10月以降、死者も増え続け、27日には1100人を超えた。その結果、主治医は亡くなった遺体を黒いごみ袋で(病院から)運び続けているという。ロイター通信によると、一部地域では墓地が足りなくなり、土地を拡大している。

   一方で、スペインでは29日、感染者が2261人と、最多だった今年1月の9万3822人の40分の1以下に急減した。ゼロコロナを目指す中国では、開幕まで100日を切った北京五輪を前に厳戒態勢が続いている。上海のディズニーランドの園内に入ったすべての人に4回のPCR検査を実施すると発表した。杭州市で見つかった感染者が3日前に入園したことがわかったためで、園は昨日、今日と臨時休園になった。

   日本では、全国の21県で「感染者ゼロ」、これ以外の道府県すべてが、ヒトケタだった。MCの谷原章介「どうしてここまで下がり続けるのか」

   二木芳人・昭和医大医学部客員教授「ここまで下がるのは私たちも予想外です」

   そのなかで、「デルタ株が、自ら死滅したのではないか」との仮説が注目されている。

   ウイルスは本来、感染力が強いまま弱毒化しつつ、広がっていく。ところが、日本では、デルタ株にある酵素「nsp14」が異常な働きをしたために、うまく増殖ができず自ら死滅したのではないか、という説だ。二木教授は、「以前から言われていた。ウイルスはいろんな変異が起きるが、ウイルスにとって不都合な変異も起きるということ」

(栄)