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イケア「家賃99円」物件 坂口孝則「宣伝効果は絶大です」

   きのう24日(2021年11月)、イケアジャパン1室限定で入居者の募集を開始した。その物件は、なんと家賃99円で、ロフト付きの3.5畳(広さ10平米)のアパート。所在地は東京・新宿で、部屋にはイケアで販売しているアイテム約30種類が設置されている。

   去年6月以降、原宿、渋谷、新宿など都心部への出店を強化しているイケアは、ひとり暮らしや狭い部屋に住む人向けの商品にも注力しており、同社広報担当者は「10平米と極小スペースですが、弊社が提案している家具やアイディアを日々の生活に取り入れ、生活を楽しめる方に入居してほしい」と話す。

  • イケア・ジャパンのサイトより
    イケア・ジャパンのサイトより
  • イケア・ジャパンのサイトより

加藤浩次「どういう感想を持つのか、興味深い」

   入居者が家賃以外に負担するのは、引っ越し費用と水道光熱費で、入居期間は約1年。このキャンペーンから得た意見を今後の実店舗の展示などに反映させるという。

   経営コンサルタントの坂口孝則は「非常に面白いですね」とうなり、「無印良品も自社の家具を使ったホテルを展開しているが、これも経験してもらうことでより良いアピールにしている点。レビューをもらうことで商品づくりに反映しようとしている。そして、家具の業界がめちゃくちゃ厳しい中で、この宣伝効果は大きい。99円と言っておきながら、大手メディアがこぞって取り上げたことで、宣伝効果は絶大です」と絶賛した。

   司会の加藤浩次も「ここに住んだ人がどういう意見を言うかわれわれも聞きたくなる。狭い空間のなかでイケアの家具を使いながらどういう感想を持つのか、興味深い」とコメント。

   坂口は続けて「その意見を商品に反映すれば、ウィンウィンになる。面白い取り組みだと思います」と話した。

(バルバス)