「きのう(2021年12月13日)、帰宅ラッシュを直撃した東急東横線の運転見合わせ。その理由は線路(下)の穴でした。専門家によると、今後大きな地震があった場合、このような大きな穴ができる可能性は十分にあるというのです」とMCの谷原章介。
14日の「めざまし8」は、東横線・日吉駅近くの線路下で見つかった、直径約50センチの陥没について伝えた。
原因は現在調査中だというが、「めざまし8」は鉄道ジャーナリストの梅原淳さんに見解を聞いた。梅原さんは「基礎になる部分のコンクリートが列車の振動や地盤沈下で崩れて穴が開き、その中にバラストと呼ばれる砂利があった可能性がある。非常に珍しいケースです」と話す。
梅原さんは、「もし陥没に気付かずに電車が走行を続けていたら、線路が重さに耐え切れなくなって大きな事故につながった可能性もある」と指摘している。
谷原は「帰宅ラッシュで満員の人が乗っていた状態だったら、大事故になっていたかも知れません」とコメント。
国際政治学者の三浦瑠麗は、「列車事故は、大勢の人が乗っているという性質上、被害が拡大しやすい。映像を見てみると、なかなか目視で確認するのは難しそうです。日本中の全部の線路で目視して確認しているのでしょうか」と不安を口にした。
線路が陥没するリスクは、今後もあるのだろうか?
梅原さんの答えは「YES」。「地震の影響であったり、海側の地域では塩害の影響であったり、コンクリート内の鉄筋が腐食して陥没が起こる可能性はある」というのだ。
谷原「今回は巡回点検中の職員の方がきちんと見つけたということです。鉄道のみなさんが頑張ってくださっているお陰で、未然に防げました」
(ピノコ)