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オミクロン株「市中感染は時間の問題」 「スッキリ」が伝えた専門家の危機感

   自宅待機中の女性と会った濃厚接触者の男性のコロナ感染が確認されたことを受け、「専門家は市中感染は時間の問題と警鐘を鳴らしています」と「スッキリ」の森圭介アナが17日(2021年12月)、伝えた。

  • あらためてコロナ感染対策の重要性が指摘されている
    あらためてコロナ感染対策の重要性が指摘されている
  • あらためてコロナ感染対策の重要性が指摘されている

周辺にいた観客に検査呼びかけ

   新たに感染が判明したのは、今月8日にアメリカから帰国し、オミクロン株感染が確認された20代女性と会っていた20代男性で、出勤したり、川崎市の等々力陸上競技場で行われたサッカー天皇杯準決勝(12日)の観戦にも出かけていた。都では男性もオミクロン株である可能性が高いとみているという。

   試合は観客制限なしで行われ、大声での応援などは禁じられていたが、コロナ前のような混雑だった。川崎市はこの男性の座席を公表し、周辺にいた観客80人のリストを主催者から入手して検査を受けるよう促している。観客の男性は「席は離れていても、売店やトイレで接触している可能性はゼロではないので、怖さがあります」と話している。

   厚生労働省アドバイザリーボードの脇田隆字座長は、「今後、市中感染を含めた感染拡大を想定して備えて欲しい」と呼び掛けた。日本感染症学指導医の水野泰孝医師は「起こるべくして起こった。厚労省が帰国した方々に、自宅待機して人と会わないようにと注意喚起していても、ルール違反というか、モラルがないと広がっていきます」

   ワクチン接種などで日本より先行していたイギリスでは、16日の新規感染者は前日より1万人多い約8万8000人に急増、1人の感染者が平均3~5人にうつしている計算になるという。杉山愛(元プロテニススプレーヤー)は「いま、日本はちょっと油断している感じがありますが、もう一度マナーをしっかりする必要があると思います」と話した。

   オミクロン株はまず発熱、咳があるらしい。普段の風邪などと自分で判断せず、直ちに受診するか検査を受けて欲しい。

(カズキ)