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息子を切りつけていた⁉...大阪ビル放火、「めざまし8」の取材で見えてきた容疑者の過去

   「24人が亡くなった大阪のビル火災。独自取材で見えてきたのは、容疑者の過去のトラブルです。自身の息子を切りつけていたことが分かりました」とMCの谷原章介。20日(2021年12月)の「めざまし8」は、17日に大阪・北新地の心療内科クリニック内で起きた放火殺人事件の続報を伝えた。

  • フジテレビ「めざまし8」番組サイトより
    フジテレビ「めざまし8」番組サイトより
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ポケットに催涙スプレー2本、谷原章介「なんらかの計画性があった?」

   大阪府警は19日、クリニックに通院していた職業不詳の谷本盛雄容疑者(61)を容疑者と特定したと発表。谷本容疑者は、クリニックの入り口付近でガソリンと見られる液体が入った紙袋を蹴とばし、何らかの方法で引火させたと見られている。

   父親の板金工場を手伝った後、2002年から大阪市内の別の板金工場で働き始めたという谷本容疑者。当時の働きぶりについて関係者たちは「真面目」「厳しかったが腕も良かった」と話す一方、「気が短い一面もあった」などと話す。

   2010年ごろ、谷本容疑者に大きな変化が。息子を切り付けて家族から縁を切られ、姿を消したというのだ。

   2021年に入り、かつて妻と息子と住んでいた家に姿を現した谷本容疑者。近隣の人たちによると、電気やガスは止まっていたものの、家からはラジオの音がしていたと言い、人が住んでいる気配があったそうだ。この家では事件が起こる30分ほど前に火災が発生した。

   また、谷本容疑者が10年ほど住んでいたマンションの部屋が、火事になったこともあったという。この時、谷本容疑者は「たばこが原因」と説明していたという。

   北新地の事件当時、谷本容疑者のポケットには催涙スプレー2本が入っていたというが...。

   谷原は「やはり何らかの計画性があったのでしょうか」と質問。

   元埼玉県警捜査一課の佐々木成三さんは「犯行前の一連の行動をみると、容疑者はこの犯行を間違いなく最後までやり遂げるという意思の強さが見えてきます。何かしら計画を邪魔するものが出てきた時に催涙スプレーを使おうという考えがあったのではないでしょうか」と指摘。「この容疑者には、ストレスを感じた時に犯罪に走るという選択肢があるのだと思います」と話した。

(ピノコ)