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尾身会長「急速に拡大する可能性」 帰省、新年会...どうする?

   新型コロナウイルス・オミクロン株の市中感染が大阪などで発生し、政府分科会の尾身茂会長は「急速に拡大する可能性がある。短期間で多数の患者発生が予想される」と最大級の警戒を呼び掛けた。

  • 年末年始にむけ、警戒が呼びかけられている
    年末年始にむけ、警戒が呼びかけられている
  • 年末年始にむけ、警戒が呼びかけられている

杉山愛「やるべきことを徹底するということですね」

   市中感染が一気に広がるのはもはや時間の問題ではないか。東京都の発表によると、感染者と同じ飛行機に搭乗していた濃厚接触者はおととい22日(2021年12月)時点で2299人いるが、宿泊施設などに入所済み・入所予定者は620人と3割に過ぎない。7割は自宅待機中とされるが、外出したり出勤したりしている人もゼロではないだろう。日本感染症学会指導医の寺嶋毅医師は「来年1月終わりから2月にかけて、新規感染者は1日あたり2000人、3000人ということもありうる」と予想している。

   それでなくても、この週末から帰省・年末年始旅行、忘年会・新年会が始まる。人が動けば感染は広がる。うつらない、うつさないためにはどこに気を付ければいいか。尾身会長は「帰省や旅行は慎重に検討してほしい。忘年会・新年会は少人数で、大声や長時間は避けて」と呼び掛けている。さらに、日本感染症学会専門医の佐藤昭裕医師は「寒いですけど、換気を頻繁にしてください」と注意を促す。

   24日の「スッキリ」で杉山愛(元プロテニスプレーヤー)は「感染者が急減して少し気が緩んでいましたが、マスク、消毒、換気とやるべきことを徹底するということですね」と指摘した。

   この年の瀬・正月は数年に1度の大寒波が襲来する予想だ。家で家族だけ、ぼっちの年越し・お正月もいいんじゃないかな。

(カズキ)