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ぎぼむす新年SPの「心地よさ」 続きが見たくなった理由

   年末年始は各局スペシャルドラマに取り組んでいて、ドラマ好きには嬉しい限り。日頃のご愛顧に感謝を込めて、テレビ局からのお年玉のような感覚でスペシャルドラマを楽しませていただいている。

   今2022年のTBSは「義母と娘のブルース」のスペシャルを放送(1月2日)。綾瀬はるか主演で、2018年の夏・連続ドラマ、20年の「2020年謹賀新年スペシャル」に続き、3度目のドラマ化。大晦日31日と当日の2回に分けて「(連ドラ)全話一挙放送SP」も放送され、予習もバッチリだ。

  • 綾瀬はるかさん(2015年撮影)
    綾瀬はるかさん(2015年撮影)
  • 綾瀬はるかさん(2015年撮影)

心配なのは...

   それにしても、TBSは年末年始、この「ぎぼむす」以外にも「99.9-刑事専門弁護士」「ドラゴン桜」「オー!マイ・ボス!恋は別冊で」を一挙放送。お正月番組の制作を極力控えて経費削減。これも働き方改革の一環だろうか。もっとも、今の時代、ヘタに番組を作るより、再放送を流したほうが効率も良さそうだが......。

   で、今回のスペシャルはというと、綾瀬演じる義母・亜希子は相変わらず真っ直ぐで、娘のみゆき(上白石萌歌)、幼馴染の大樹(井之脇海)、ベーカリー麦田の店長(佐藤健)、不動産屋さん(麻生祐未)もいい意味で変わらず、ドラマの世界がレギュラー放送の時からずっと続いているような心地よさで、温かいドラマになっていた。

   竹野内豊も、亡くなった良一さんと顔がそっくりなハゲタカファンドという悪役で参加。本当はいい人?と思わせて引っ張っていくストーリーがお見事。さすが森下佳子(脚本)だ。

   麦田のおバカさに磨きがかかっていたのは心配だが、こちらも愛すべきキャラだからよしとしよう。続きが見たくなった。

(くろうさぎ)