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「DCU」、いきなり主役にヘビーな展開? 新名(阿部寛)の疑惑めぐり考察合戦

   日曜劇場「DCU」(TBS系)第1話が、1月16日(2022年)に放送された。(ネタバレあり)

   海上保安庁に属する架空の組織「DCU(Deep Crime Unit)」が、危険な河川や湖などあらゆる水中に潜り、隠された証拠を探して事件を解決するという内容だ。

  • TBSの「DCU」番組サイトより
    TBSの「DCU」番組サイトより
  • TBSの「DCU」番組サイトより

新名を命の恩人と慕う陽生

   15年前、海上保安庁と東都重工が共同で進めていた船の自動運行システムの情報が、東都重工海洋研究所の瀬能博士のリークによって外部に漏れた。警備救難部の佐久間雄二(佃典彦さん)によると、海保の中にも瀬能と通じる裏切り者がいるという。

   新名正義(阿部寛さん)と成合淳(吉川晃司さん)が博士の身柄を押さえるよう命じられたが、瀬能が乗っていた船が爆発、炎上。船の破片がゴーグルに当たり新名が一時気絶、成合とはぐれてしまう。目を覚ました新名が、瀬能が船の爆発寸前に海に放り投げていた息子・陽生を救助。成合はその間に瀬能の死体から何かを探していたが、新名に見つかり、海上まで引っ張り上げられる。新名は瀬能が持っていた鍵をかざし、

「成合、探していたのはこれか。お前がスパイだったのか」

と突きつけるも、直後に成合が不慮の事故で海中に引きずり込まれてしまう。新名は成合を助けようとしたが、陽生も海中に沈み出してしまい、成合は自ら新名の手を離して海深くまで沈んでいった。

   大人になった陽生(横浜流星さん)は新名の推薦で海保に入り、海保に新設された新名が隊長を務めるDCUに配属された。陽生は新名を命の恩人として慕っているが、爆発の衝撃で当時の記憶は曖昧だった。一方で副隊長の西野斗真(高橋光臣さん)ら隊員は、「目的のためなら手段を選ばない」が口癖の新名のワンマンといえるやり方に反発していた。

「俺はあんたを許さない」と詰め寄る

   群馬のダム湖の中で遺体が見つかり、DNA鑑定の結果、ダム工事を行った京国建設の前社長で、5年前に会社の金を横領して国外逃亡していた毛利新(ヨシダ朝さん)のものだと判明した。しかし新名と陽生の水深120メートルに及ぶ潜水捜査などの尽力により、遺体は京国建設社員で、故郷がダムに沈むとして建設に反対していた野田浩正(宮野真守さん)で、現社長の小山内正一(中村芝翫さん)が建設地の組合長に裏金を振り込んでいたことの口封じのために殺害したと明らかになった。

   事件解決後、捜査に協力したが、新名を快く思っていない警視庁公安一課の刑事・清水健治(山崎育三郎さん)が、陽生に「記憶が戻らないそうですね」と声をかける。その瞬間、陽生がはっとしたような表情を見せた。

   陽生によみがえった記憶では、嵐の海上で、成合が新名に「お前がスパイだったのか」と言っていた。陽生は新名と成合が取り合っていた鍵を新名のロッカーで見つける。陽生は新名に、

「あんたが俺の父から盗んだあの鍵だよな!目的のためなら手段を選ばない、その意味がようやくわかったよ。あんたはバディだった成合さんに濡れ衣を着せ、自分の罪ごと海の底に沈めた!そして事故現場から少年を救った英雄として海保の記録に残った。悲しくて笑えてくるよ。15年間命の恩人だったと思ってた人間が、まさか人違いだったとはな」
「俺はあんたを許さない。父のことも、成合さんのことも、その鍵のことも!全てを暴き出して明らかにしてやる」

と詰め寄る。しかし新名は「やれるもんならやってみろ。お前にできるならな」と不敵に笑った―ところで第1話は終わった。

「どちらもスパイでは無いと思う」

   冒頭では新名が成合に「お前がスパイだったのか」と言っていたが、陽生の記憶では逆になっていたことから、ツイッターなどでは「誰がスパイなんだ?」と話題に。

「思い出した記憶は間違ってて、実際は吉川晃司がやっぱりスパイなんじゃないかな?」
「新名も成合も、どちらもスパイでは無いと思う!どちらかが鍵を探してたとは思うけど、誰かを庇って...とか、、真相は別にある気がするな」
「スパイは別にいて、陽生の記憶が戻る事が進展を左右しそう」

などの考察が書き込まれた。

(TT)