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タクシー運転手狙った「挟まれ屋」の手口 玉川徹が「周知必要」と指摘した対策

   けさ3日(2022年2月)の「モーニングショー」で、司会の羽鳥慎一が福岡市で相次いでいるタクシードライバーを狙った「挟まれ屋」被害を報告した。「乗車するときに、ドアに靴が挟まって傷ができたと主張して金銭を要求する手口です」という。

   実際のドライブレコーダーの映像が流れた。男は「ホテルまでお願いします」といって乗り込んできた。運転手がドアを閉めると、「おっちゃん、ドアのレバーで挟まってるがな。痛ったあ。もう」と舌打ちし、走りだすと「普通、ドア閉めますとかいうのが基本じゃないの」と絡み始める。運転手が「すみません」とわびても、「運転手さん、これ見て」と靴を見せ、「ほら、バッシーン傷ついとるがな。どうすんのよ」と凄む。

  • 番組ツイッターより
    番組ツイッターより
  • 番組ツイッターより

靴が挟まって傷が付いたと因縁を

   そして、「すみませんじゃないねん。車内事故やで。怒ってるとかじゃなくて、2、3000円ですむ話だろ」と、とうとう金銭を要求し始めた。運転手が「会社に電話して、聞いてみますから」と電話をかけ始めると、逃げるように降りていった。

   このケースは未遂だが、おカネを払ってしまった運転手もいる。男は「クレジット大丈夫?」といいながら乗車して、やはり靴が挟まって傷が付いたと因縁をつけ始めた。「車から降りろ」と運転手を車外に連れ出し、「今いくら持ってんだ」とまくしたて、運転手から5000円を奪っていった。

   アシスタントの斎藤ちはるアナが「男は20~30代で関西弁でした。こうした被害は未遂も含めて、去年10月(2021年)以降、7件続いてます」と伝える。被害にあったタクシー会社の担当者は「ドライバーは評価点数を気にしたり、警察を呼ぶと2~3時間拘束されるので仕事に響く。弱みを巧みについてきている」と話す。交通トラブルに詳しい高山俊吉弁護士は「自ら靴を傷つけて金銭を要求すれば詐欺罪。10年以下の懲役です」という。

   玉川徹(テレビ朝日)「会社に連絡するというだけでスゴスゴ撤収するわけで、『警察や会社に連絡をする』と通告することを運転手さんに周知することですね」

   ドライブレコーダーにバッチリ顔も映っているわけだから、男の割り出しは早いと思うが......。

(カズキ)