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「彭帥選手が聖火最終ランナー説」報道 渋谷ザニーは否定的な見方、その理由

   今夜行われる北京オリンピックの開会式に、セクハラ疑惑騒動の渦中にある彭帥選手が聖火リレーの最終ランナーを務める可能性を指摘する報道が出た。彭帥選手と言えば、中国の元副首相に性的関係を強要されたと自身のSNSで告発したプロテニスプレーヤー。「開会式に登場するという報道がありました」と4日(2022年2月)の放送で司会の谷原章介が取り上げた。

  • 中国テニス選手と北京五輪をめぐる海外報道とは(写真はイメージ)
    中国テニス選手と北京五輪をめぐる海外報道とは(写真はイメージ)
  • 中国テニス選手と北京五輪をめぐる海外報道とは(写真はイメージ)

「点火することも十分考えられる」

   報じたのはドイツメディアで、「彭帥選手が聖火台に点火することも十分考えられる」と観測した。

   風間晋(フジテレビ解説委員)「(登場は)ないだろうなと思う。彭帥選手は中国当局からガッチリ再教育されているだろうから、いざ点火の時に不自然な間とかあったら、強制、本人の意思ではないと必ず言われる」

   渋谷ザニー(デザイナー)「北京オリンピックは習近平体制維持のための祭典なわけで、彭帥選手を出すと彭帥選手のオリンピックになってしまう。10億人以上がいる中国では情報統制の中で彼女のことを知らない国民が大多数だから『なぜ?』『だれ?』ととられないために、彼女を持ってはこないと思います」

   彭帥問題が中国と北京オリンピックの怪しげな一面であることは間違いない。メダル争いだけが話題ではない。

(あっちゃん)