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スノボ男子、レジェンド転倒に会場に緊張走る 「スッキリ」現地アナが熱く語ったワケ

   北京五輪はきのう9日(2022年2月)、スノーボード男子ハーフパイプの予選が行われ、日本の平野歩夢選手がトップで通過したほか、日本の他の3選手も危なげなく決勝へと駒を進めた。きょう10日の「スッキリ」では、プロスノーボーダーの中井孝治氏がスタジオで平野選手らの技を模型を使って解説した。

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引退表明のショーン・ホワイト「2回目もダメだったら...」

   一方、現地にいる辻岡義堂アナウンサーが熱く語ったのは、今大会での現役引退を表明しているレジェンド、米国のショーン・ホワイト選手(35)の話題だ。予選1回目の演技で転倒したが、2回目はオリジナルの大技をきっちり決めて4位で決勝進出を果たした。

   「2回目ももしダメだったら、このまま現役引退になってしまうということで、会場に緊張が走りましたが、ビシッと決めた瞬間に会場中が『やっぱりショーン・ホワイトすげえな』となりました」と辻岡アナ。「滑り終えた後、すべてのメディアとハイタッチを交わし、空気を変える力は恐ろしいなと思いました」と伝えた。

   前回の平昌五輪では、ホワイト選手が金メダル、平野歩夢選手が銀メダルだった。きのうの予選後、「今回は日本勢が金メダルをとりますよ」と声をかけた辻岡アナに対し、ホワイト選手は「歩夢や他の選手たちをとても尊敬している。何年もそういう選手たちと戦うことができて誇りに思うよ」と余裕の受け答えを見せていた。

   中井氏「今は技の難易度だけ見ても、平野選手の方が上。ショーンは4年前がピークだったかな。予選では、平野選手は6割の力しか見せていないが、ショーンは9割ぐらいだったと思います」

   辻岡アナ「(ホワイト選手は)すべてを達観し、勝負よりも楽しんでいる雰囲気がありました。あのスタンスは恐ろしいなと思いました」

   決勝はあす11日に行われる。

(キャンディ)