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小1次男殺害容疑と子供3人の死 容疑者の元夫が「THE TIME,」に語った過去

   「7歳の息子を殺害したとして逮捕された母親。元夫の男性が単独取材に応じました」と司会の安住紳一郎アナが切り出した。22日(2022年2月)の「THE TIME,」は自称・看護助手の容疑者(42)が逮捕された事件の続報を伝えた。容疑者は2019年8月、当時小学1年生だった次男を窒息させ殺害した疑いが持たれている。

   次男のきょうだい3人も幼い時に死亡しているが、単独取材に答えたのは、このうち長男(2002年、生後5カ月で死亡)と長女(03年、生後1カ月で死亡)の父親で、容疑者の元夫(42)。

  • 番組ツイッターより
    番組ツイッターより
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「帰る時も涙が止まらなくて」

   元夫は、容疑者については「俺としては普通の子でしたね。すごく気を使ってくれるし優しかった」。2人の子どもが亡くなった時については「2人とも俺が仕事に行っている間に危篤状態だと連絡があった」「(容疑者は)火葬の時とか堪え切れなくて、泣きながら。帰る時も涙が止まらなくてそのまま車を運転しているような状態だった」などと話した。

   一方、児童相談所はきのう(21日)、事件前2度にわたって次男を保護していたことを明らかにした。1回目は2012年、生後5カ月の時で、「気が付いたら青くなっていた」などという容疑者の通報がきっかけ。2回目は17年、三男が死亡したことがきっかけで、約1年7カ月の間保護したという。

   大和市綾瀬地域児童相談所の高須正幸所長は、保護中の次男の様子について「母親に投げ飛ばされて口から血が出たことがあったという発言がありました」などと話した。児童相談所は施設への入所が必要と判断したが、家庭裁判所の判断で入所は見送られたという。

   大和市は、容疑者が周囲の関心を引くために子どもに危害を加える「代理ミュンヒハウゼン症候群」の可能性があるとして対応を検討していたそうだ。

   容疑者は取り調べに対し、次男殺害の容疑について「何もしていない」と否認しているが、警察はきょうだい3人の死亡の経緯についても調べを進めているという。

(ピノコ)