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ロシア料理店に投石被害も 米国で起きている事態

   「この店が深刻な嫌がらせを受けています」と1日(2022年3月)の「めざまし8」で、倉田大誠アナが伝えた。その店とはアメリカのワシントンにあるロシア料理店。料理店の名前は「ロシアの家」だったが、入口には「殺人者の家」という貼り紙――。先週末、投石やいたずらの被害に遭った。

   近所に住む記者のミロスラバさんは「現在、ロシアに対しての反感が高まっています。その店は『ロシアハウス』と書かれた大きな看板を掲げていて、だからこそ、怒りをぶつけたい人を引き付けたのでしょう」と話す。そして、「『ロシアハウス』はロシアの政府施設ではありません。アメリカの会社が経営するお店です」と説明する。

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倉田大誠アナ「ワールドカップで団体戦の出場を辞退という流れに...」

   店のオーナーは怒りをあらわに「オーナーの政治的見解を勝手に誤解して破壊行為に及ぶとは言語道断。店はウクライナの現状とは無関係だ」と訴える。

   地元メディアによると、2月25日と27日の2度にわたり被害に遭っているという。警察はヘイトクライムの可能性も視野に捜査を進めている。

   また、ロシアへの反発はこんなところにもあるという。ミロスラバさんによると、「オハイオ市長がロシア製のウオッカを店から排除し、買わない、生産しないように要請しました。このような動きはアメリカ中で見られます」

   ロシアのプーチン大統領は柔道愛好家だが、国際柔道連盟は「ウクライナでの紛争に鑑みてプーチン氏の名誉会長ならびに大使としての職務を停止する」とし、5月のロシア・カザンで開催予定の国際大会を中止すると明らかにした。また、IOC(国際オリンピック委員会)はロシアとベラルーシの選手を国際大会に参加させないように国際競技団体や大会主催者に勧告した。

   また、倉田アナが日本フェンシング協会について会長のコメンテーターの武井壮(タレント)に聞いた。「いま行われているワールドカップで団体戦の出場を辞退という流れになったということですが、会長としてどうですか」

   武井「スポーツの現場でフェアな戦いを阻害されるのはすごく憤りを感じています」と述べた。

(一ツ石)