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オミクロン株の後遺症に警戒呼びかけ 「短期間で寝たきり状態に」の例も

   新型コロナウイルスのオミクロン株は、感染しても重症化しにくいと言われているが、後遺症はこれまでのウイルスの中で最悪のようだ。2日(2022年3月)の「モーニングショー」は「ショーアップ↑」コーナーで、ヒラハタクリニックの平畑光一院長の解説を取り上げた。

  • 後遺症への警戒も呼びかけられている
    後遺症への警戒も呼びかけられている
  • 後遺症への警戒も呼びかけられている

板倉朋希アナ「いままでで最悪だということです」

   板倉朋希アナ「ヒラハタクリニックでは、新型コロナ後遺症の患者さんが今年に入って97人と増えています。倦怠感が強く、短期間で寝たきりの状態になり、若い人に多いということです。指1本動かせない、トイレにも行けなくなるなど、いままでで最悪だということです」

   オミクロン株の後遺症はなぜ重いのか。上咽頭部の重度の炎症が慢性化し、脳に近いため自律神経障害などの影響が出やすいらしい。玉川徹(テレビ朝日)はこう指摘した。

「ワクチン打って重症化しないなら(感染しても)いいだろうと思っている人が、いっぱいいると思います。でも、去年10月に、国立国際医療研究センターが後遺症について調査した結果を発表していて、(陰性になってから)半年で26.3%、1年後でも8.8%の方が何らかの後遺症を抱えているということなんです。オミクロンの前のウイルスのデータですが、『オミクロンは軽いから大丈夫』と言っていると、いまから1年後に、感染者の1割がもっと重い後遺症に苦しむという大変な状況になっているんです」

   平田院長は「(治ったと思っても)無理やり働いたりすると容易に寝たきり状態になってしまいます」と警告した。

   板倉「陰性になっても、違和感があったら安静にしていることが大切です」

(カズキ)