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韓国大統領選、投票始まる  「勝つ方向」(加藤浩次)の候補と日本との関係

   「午前6時から投票が始まっています」ときょう9日(2022年3月)の「スッキリ」で岩田絵里奈アナウンサーが切り出したのは、韓国大統領選の話題だ。与党「共に民主党」の李在明候補(57)と最大野党「国民の力」の尹錫悦候補(61)の事実上の一騎打ちとなっており、支持率も拮抗している。番組では、両候補の戦いぶりや見通しについて取り上げた。

   京畿道の知事だった李氏は政策実行力が売り物。対日強硬派で知られ、「韓国のトランプ」とも呼ばれる。一方、朴槿恵・前大統領の贈収賄事件などを指揮した元検察官の尹氏について、韓国情勢に詳しい東海大学の金慶珠教授は「一言でいうとファイター」。日本に対しては関係改善に意欲を示している。

  • 韓国大統領選に注目が集まっている
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第三の候補が「一本化に合意」の影響

   両候補ともターゲットにしているのが、有権者の3割を占める若者層だ。

   選挙戦のなかで、李氏はストリート系ファッションに身を包み、ダンサーの雇用情勢について意見交換した。また、薄毛に悩む若者が多いことに目を付け、薄毛治療の保険適用を公約に掲げている。

   尹氏は得意の料理を若い女性に振る舞う動画を何度も投稿。AIの尹氏が有権者の質問に答える動画を作成し、このなかで「音楽グループ『ブラックピンク』が大好きで、特に『DDU-DU DDU-DU』が十八番です」とアピールしていた。

   今月2日の最新の世論調査では、尹氏が39%、李氏が38%となっている。結果の見通しについてNNNソウルの原田敦史・支局長は「どちらが勝ってもおかしくない。相当な接戦になると思う」としながらも、第三の候補だった安哲秀氏が野党一本化に合意したことをポイントに挙げた。

   MCの加藤浩次「野党で一本化に合意したということですから、(安氏の支持率の)12%が乗っかってくると、尹氏が明らかに勝つ方向に向かっているようです」

   宮崎哲弥(評論家)「日本としては尹氏の方が対話ができそうですが、それが本当に友好的なものになるかは、楽観は許さないと思います」

   大勢はきょう深夜にも判明する見通しだ。

(キャンディ)