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ロシア経済の混乱ぶり 谷原章介「政権交代はおきますか?」

   「今、ロシアでは急激なインフレで経済が大混乱しています。一体何が起きているのでしょうか」と14日(2022年3月)の「めざまし8」で司会の谷原章介が取り上げた。

   ロシアのショッピングモールで、1人の男が大量にばら撒いているのはルーブル紙幣だ。落ちてくるものに手を伸ばす人もあれば、素通りする人もいる。経済制裁でルーブルが暴落したことの象徴的な出来事だ。1ルーブル1.5円だったが、今月には一気に0.8円ほどになったという。

  • ロシア経済へも影響が出ている
    ロシア経済へも影響が出ている
  • ロシア経済へも影響が出ている

物価上昇、閉店...

   さらに物価が上昇し生活に影響が出ている。街で聞くと「物価が上がってしまい、どうしたらいいのでしょうか」(若い女性)、「赤ちゃん用のおむつは約2倍の値段になりました」(若い母親)と不安そうに話している。

   モスクワで会社を経営している廣瀬功さんは「パソコンなども今より割高になっているのはわかります。値札がないのがいくつかありましたね。値段がすぐ変わるので...」と話す。

   海外ブランドを取り扱う店では「一時的に閉店」との張り紙が出されているところもある。世界的事業でロシアからの撤退や一時停止が相次いでいるのだ。

   ロシアで展開している50店すべてを営業停止すると発表したユニクロでは寒空の下、店の外まで行列ができた。「店が閉まる前の駆け込み需要ですね。私もきのうユニクロでT シャツを2枚買いました」と廣瀬さん。

   いま、どれくらいモノが上がっているのか。ロシア連邦統計局によると、先月26日~今月4日にテレビ15%、新鮮トマト約8%と上昇したという。

   谷原「相当、混乱しているね。これからどうなるんでしょうか。政権交代もしくはクーデターは起きますか」

   筑波大学の中村逸郎教授は「(今後も生活は困窮し)可能性は日々、日々、高くなっていると思います。遅くとも6月にはあるのでないかと思っています」

(一ツ石)