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桃太郎で「一番驚いた」別バージョンは? 研究で賞の14歳を紹介(スッキリ)

   「すごい14歳です」ときょう24日(2022年3月)の「スッキリ」の番組冒頭で、岩田絵里奈アナウンサーが紹介したのは、昔話「桃太郎」の研究で文部科学大臣賞を2回も受賞した倉持よつばさん(14)だ。誰でも知っているシンプルな昔話かと思いきや、実は地域や時代によって人物像やあらすじが異なるのだという。

   倉持さんはこれまでに、日本全国200冊以上の「桃太郎」を読み比べた。桃太郎の話で日本で2番目に古いと言われる1777年の「桃太郎昔話」によると、桃太郎は桃からではなく、桃を食べて若返ったおじいさんとおばあさんから生まれたのだという。「明治27年(1894年)ごろから桃太郎が小学校の教科書に載るようになり、子どもに聞かせるうえで桃から生まれたということに変わった」とよつばさん。

  • 桃から生まれて…ないお話も?
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おばあさんが川で洗っていたのは...

   また、中国・四国地方に伝わる桃太郎は、芝刈りにも行かず、山に行っても寝てばかりとあって、愛想をつかしたおじいさんとおばあさんが鬼退治に行かせた、というあらすじ。このほか、東北地方の桃太郎は、鬼にさらわれたお姫様を助けて結婚。岡山県の桃太郎は鬼ではなく海賊を退治した、ということになっている。

   一連の研究のなかでよつばさんが一番驚いたのは、福島県に伝わる桃太郎。おばあさんが川で洗っていたのは、ただの洗濯物ではなかったということで、スタジオでは出演者たちが「髪の毛」(経営コンサルタントの坂口孝則)、「桃」(タレントの池田美優)、「武器」(国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン)、「きびだんご」(MCの加藤浩次)と推測した。

   岩田アナ「正解は、物語の冒頭でおじいさんが便所に落ちてしまい、おじいさんの汚れた服を洗っていたそうです」

   加藤「サイドストーリーを厚めに描いているんですね」

   岩田アナ「時代や地域によっていろいろな桃太郎があるということです」

(キャンディ)