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プーチン大統領の「不安」と行動の関係 モーニングショーで分析

   「プーチン大統領ですけれども、甲状腺に病気を患っているのではないかという報道が出ております」と司会の羽鳥慎一が4日(2022年4月)の「モーニングショー」で伝えた。

   番組は、ロシアの独立系メディア「プロエクト」から得た情報を紹介。

  • プーチン大統領めぐるロシア独立系メディアの報道に注目が集まっている。
    プーチン大統領めぐるロシア独立系メディアの報道に注目が集まっている。
  • プーチン大統領めぐるロシア独立系メディアの報道に注目が集まっている。

「プロエクト」報道を紹介

   羽鳥「プーチン大統領はロシア南部のソチに別荘を持っているのですが、そこに甲状腺がんの専門家が頻繁に訪問しているということです。訪問は1度ではなく、2016年から4年間で合わせて166日間。同行する医療スタッフは2016年には平均5人だったのが、2019年には平均9人に増えたということです」

   ロシア政治に詳しい慶應義塾大学の廣瀬陽子教授は「プロエクト」について説明。「反プーチンの独立系メディアで、最高検察庁から望ましくない組織、外国エージェント法の対象であると判断されていて、政府から弾圧されています。去年はロシアの内相とその家族の疑惑を明らかにしたことでも知られています。活動は制限されていても、水面下で色々な調査をしていたということです」とした。

   廣瀬教授は病気情報の信ぴょう性について「精度が高い」と評価。教授自身、ヨーロッパにいる研究仲間から「どうやら末期がん宣告がされたらしい」という情報を聞いていたという。

   「コロナを非常に恐れているのも、病気を持っていると重症化するということで、神経質になっていたと言える。また、癌に加えてパーキンソン病を患っているという噂もかなり根強くあり、例えば、ベラルーシのルカシェンコ大統領と面会している時もその兆候が出ていると話題になりました」(廣瀬教授)

   司会の羽鳥慎一「精神的な不安という部分もちょっと理解しがたい行動に影響はあるのでしょうか」 廣瀬教授「体調が不安であるということがもし事実だとすれば、自分の余命はもう長くないかも知れないということで、思い残すことなく自分のやりたいことをやってしまおうというところに追い詰められた可能性は指摘できると思います」

(ピノコ)