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安藤サクラの自然体演技でココロに響く ドラマ見ながら「旅気分」に

   特集ドラマ「旅屋おかえり~秋田編~」(NHK総合)。原田マハ原作「旅屋おかえり」をドラマ化。今(2022)年1月にBSプレミアムで放送し、今回(4月2日)、地上波での放送となった。

  • 「NHKドラマ」の「ドラマトピックス」より
    「NHKドラマ」の「ドラマトピックス」より
  • 「NHKドラマ」の「ドラマトピックス」より

「病気の娘の代わりに旅に」という依頼を受け...

   主人公のおかえりこと丘えりかは、芸能事務所「よろずやプロ」に所属するアラサータレント。唯一のレギュラー旅番組「丘えりかのちょびっ旅」をスポンサー名を間違えたことで打ち切られることに。崖っぷちのおかえりは依頼人に代わって旅をする「旅代行業」を始める――というもの。主人公のおかえりを安藤サクラ、所属芸能事務所の社長兼マネージャー・萬鉄壁を武田鉄矢、経理兼黒幕・澄川のんのを美保純が演じる。

   「病気の娘の代わりに旅に出てもらえませんか」という依頼を受けて秋田に向かうおかえり。乳頭温泉から雪道を歩いて玉肌温泉へ。そこでイケメン湯守の玉田大志(眞島秀和)との出会いも......。

   おかえりが行く先々の美しい風景や地元の名産が紹介され、ドラマを見ながら旅行気分を味わえるのがポイント。出てくる人たちがみんないいひとで悪い人はひとりも出てこない。実際の世の中ではこうはうまくいかないとは思いつつ、長いウィズコロナ生活で疲れたココロには響く。おかえりを演じる安藤サクラの突き抜けた明るさも救いだ。安藤の自然体の演技がドキュメンタリーのような雰囲気を増幅させる。

   誰かの代わりに旅をして報酬を貰えるなんて、なんていい仕事だろう。羨ましいとしかいいようがない。次回は「愛媛・高知編」。明日にでも旅に出たくなるドラマだ。

(くろうさぎ)