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どうなるマリウポリ「12万人」市民 玉川徹が懸念するロシアの兵器

   「ウクライナの各地で攻撃が続く中、東部のマリウポリではロシア軍が民間人に対して行動制限を発表しています」と司会の羽鳥慎一。19日(2022年4月)の「モーニングショー」は、「超重量級の空爆があった」と速報されたマリウポリの現状を伝えた。

   森山みなみアナは「ロシア国防省はアゾフスタリ製鉄所に最大2500人のウクライナ部隊が残ると発表しています。また、マリウポリの市議会は、製鉄所の地下シェルターに1000人を超える民間人がいるとSNSに投稿しました。先ほど入った情報では、アゾフスタリ製鉄所に超重量級の空爆が行われたと言います。AP通信はマリウポリ市内に12万人の市民がとどまっていると伝えています」と情報の詳細を説明した。

  • ウクライナ東部の戦闘が激しさを増している
    ウクライナ東部の戦闘が激しさを増している
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強制連行や処罰、処刑の懸念も

   さらに番組は、「都市はもはや存在していない」というウクライナのクレバ外相の発言や、「改善する兆候はなく、日を追うごとに不安定に。約5000人の子どもがマリウポリからロシアに連行された」というゼレンスキー大統領の言葉を紹介。

   また、ロシア軍の動きとして、18日からマリウポリを封鎖し、1週間にわたり市内の移動を禁止することを発表したことを伝えた。

   森山アナ「今後は移動に通行証が必要となるといいます。また市内に残る男性は別途調査され、ロシアへ強制連行される可能性も指摘されています」

   ロシア政治に詳しい慶應義塾大学の廣瀬陽子教授は、封鎖の目的について、「完全にロシアの統制化に入れ市内に残る人を選別する。ロシアに都合の悪い思想を持つ人や活動をしている人には、ナチス、テロリストという烙印を押し、処罰や処刑が行われる可能性もある」と話している。

   玉川徹(テレビ朝日)「ロイターの速報では、ドネツク、ルハンシク、全ての前線で攻撃が一斉に開始されたと。いわゆる総攻撃がついに始まってしまった。(ロシア軍は)バンカーバスターのような地下に直接届く爆弾も持っているので、避難している民間人が本当に大変なことになってしまうのではないかと思います」

   羽鳥「ウクライナ東部の戦闘、第2段階に入ったと伝えられています」

(ピノコ)