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欧米で原因不明の小児肝炎広がる 予防するには?江藤愛アナが対策紹介

   原因不明の小児肝炎が欧米各国で広がっている。今月(2022年4月)に入り、イギリスで報告されたのを機に、オランダ、デンマーク、スペイン、アメリカなど少なくとも6カ国で確認されている。このニュースは、きょう21日の「THE TIME,」の「関心度ランキング」で5位に入った。

  • 手洗いの重要性も指摘
    手洗いの重要性も指摘
  • 手洗いの重要性も指摘

「日本でも広がる可能性はあるそうです」

   原因不明の肝炎患者は主に10歳以下の子どもで、黄だん、下痢、嘔吐などの症状が出る。各国で原因の調査が進んでいるが、最も多くの患者が確認されているイギリスで浮上しているのが、アデノウイルス説だ。アデノウイルスはプール熱や結膜炎などを引き起こすウイルスで、日本でも夏場を中心に流行する。

   小林寅喆・東邦大教授は「呼吸器系と目の感染症が主な症状だが、免疫力の低い小児や新生児では、消化器疾患や肝炎を引き起こすことも報告されている」と話す。

   松野博一官房長官はきのう20日の定例会見で「日本においては現在まで報告を受けていないが、引き続き情報収集を続ける」としている。

   どう予防すればいいのだろうか。江藤愛アナウンサーは「アデノウイルスはそもそも日本にもあるウイルスなので、日本でも広がる可能性はあるそうです。アルコール消毒は効かないので、しっかり手洗いすることや人混みではマスクをつけることが重要です」と伝えた。

   MCの安住紳一郎は「新型コロナの時も始まりはこんな感じでした。対岸の火事と思わず、情報収集してほしい」という視聴者の声を紹介したうえで、「確かに(新型コロナの時も)当初は原因不明の肺炎というニュースが出ていましたよね」とコメントしていた。

(キャンディ)