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<1年前のワイドショー> 「紀州のドン・ファン」元妻逮捕、当時の驚きと現状 そして遺産は?

   <1年前のワイドショー> 昨年(2021年)の4月28日、ワイドショーが速報したのは、「紀州のドン・ファン」と呼ばれた資産家の野崎幸助さん(死亡当時77歳)を殺害した容疑で、この朝、若い元妻(逮捕当時25歳)が逮捕されたことでした。事件があったのは2018年で、3年たってからの突然の逮捕は、驚きをもって報じられました。

  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』(講談社+α文庫)
    故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』(講談社+α文庫)
  • 故・野崎幸助さんの著書『紀州のドン・ファン』(講談社+α文庫)

「容疑者移送」も中継

   (J-CAST)テレビウォッチ・ワイドショー通信簿をみると、「『紀州のドン・ファン』元妻逮捕 検事OBのコメントは?」(2021年4月28日、テレビ朝日系「モーニングショー」)は、番組冒頭から速報し、早朝に羽田空港から和歌山県警へと容疑者が移送される映像も映したと伝えています。

   番組で、和歌山県田辺市に住んでいた野崎さんの遺産は13億円にのぼることが紹介され、「全財産を田辺市に寄付する」と書かれた「遺言書」(有効性をめぐりその後、訴訟に)とされるものがあり、市が不動産の所有権移転などの受け取り手続きを進めている」と斎藤ちはるアナが伝えた、と記事にあります。

   容疑を固めるのに3年かかった事件の難しさも話題になりました。「『薬物指紋』は決め手になるか 『紀州のドン・ファン』事件では...」(同年4月30日、フジテレビ系「めざまし8」)は、法科学研究センターの所長が番組で「薬物には『薬物指紋』と呼ばれるものがあるが、(判定するには)1グラム程度の量が必要」ということや、野崎さんの体内に残った覚醒剤も体に溶け込んでおり「出元を調べるのはかなり困難」と解説していたことを伝えています。

   その後起訴されていますが、各メディア報道によると、元妻は無罪を主張しているとされ(22年4月27日の産経報道によると、「黙秘に転じているとみられ」)、1年たった今も公判前整理手続きが続いており、公判は開かれていません。事件の真相とともに、遺産の行方も気になるところです。

(コムギ)