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カキ殻不法投棄より「よっぽど怖い」 玉川徹が懸念する「身」の行先

   この限定エリアには漁業権設定がないため、誰でもカキを取ることができるそうだが、カキの身だけを取り、殻を捨てて行く人が多いため、何重にも積み上がったカキ殻の山が河岸沿いに約500メートルも続いている。河川事務所は取り締まりを強化したが、不法投棄をする人が後を絶たないという。

  • 大量のカキ殻投棄問題も(写真はイメージ)
    大量のカキ殻投棄問題も(写真はイメージ)
  • 大量のカキ殻投棄問題も(写真はイメージ)

「あれだけ取って、ひとりで食べるわけじゃないでしょ?」

   番組は、カキの殻を不法投棄する人たちを取材。慣れた手でカキを剥き、殻だけ目の前にポイポイと捨てていく。取材班が注意しても聞く耳を持たず、中には中国語で「みんな捨てているじゃない」などと逆切れする人も。そういう人たちはほとんどが身でバケツがいっぱいになるまで一心不乱に取り続けていた。

   板倉朋希アナ「それにしても、ものすごい量でしたね」

   浜田敬子(ジャーナリスト)「これまでの対応だともうちょっと無理ですよね。(警告の)看板も見ていないし。これだけの廃棄物の問題になっているのであれば巡回をもうちょっと強化するとか、なんらかの別の対応をしないとなかなか効果が出ないのでは」

   テレビ朝日の玉川徹は別のことが気になったようだ。

   玉川「あれだけ取って、ひとりで食べるわけじゃないでしょ?どっかの料理店に卸したり自分のところで料理して出したりっていう感じがものすごく臭ってきている。二枚貝には貝毒というのがあって、(普通は)漁協とかが定期的に検査している。でもここには漁協すらないんでしょ?だから貝毒が発生していても誰も知らない。僕は殻の問題よりもそっちの方がよっぽど怖い」

   板倉アナ「たしかに。剥いた後のカキがどこに行くのかっていう...」

   安部敏樹(社会起業家・リディラバ代表)「自己責任じゃないんですよね。この人たちが加害者になる可能性があって。提供された人たちは知らずに食べちゃう。問題ですね」

(ピノコ)