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「2メートル以上」は結構「遠い」 「屋外マスク外し」の賛否真っ二つ (THE TIME,)

   政府が推奨しはじめた「屋外でのマスク不要論」は受け入れられるのだろうか。「2メートル以上の距離を確保できている場合」との条件だが、きょう16日(2022年5月)の「THE TIME,」は、この間合いを検証した。

   「ちょっとこちらをご覧ください」とMCの安住紳一郎が指したのは、画面上に出ている2メートルを示す矢印。隣に立つ宇賀神メグ・アナウンサーとは結構離れている印象だ。「なかなかこの距離で一緒に行動することはないようにも思います」。

  • 屋外でのマスク着用、どうする?
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1万人にSNSでアンケート

   番組スタッフが15日、東京・銀座の歩行者天国に来ていた夫妻に2メートルの細長い板を持って距離をとってもらった。「結構広いですね」と妻が驚く。「これだと3メートルぐらいの感覚ですよね」との感想だ。2メートルの距離は、街の自動販売機2台分の幅と同じくらいになる。

   今度は3人の女性グループにこの板を持って離れてもらった。会話ができるか尋ねると「大きな声じゃないと厳しい」「聞きづらい」。別の3人に横一列に並んでもらうと「遠い」「(会話は)これ無理ですよね」と笑っていた。屋外にあっても、日常生活で複数人で行動する場合は2メートルの距離を保つには、マスクなしでは無理のようだ。

   番組が視聴者およそ1万人にSNSでアンケートした結果、屋外でマスクをはずすのに「賛成」52%、「反対」48%と真っ二つの結果だった。

   政府は、松野博一官房長官が12日の記者会見で「少なくとも2メートル以上の距離を確保できている場合にはマスクを外すことを推奨している」と述べたのをはじめ、閣僚や感染症の専門家からも同様の発言が続いている。

   安住は「番組も決して結論めいたことを言っているわけではないので、まだちょっと不安だなと思っている人が半分いるっていうのも分かりますね」。

(コムギ)